山里から ・写真と短い文で綴る田舎の生活

山里の自然と生活の一端を、短文と写真で記録しています。健康に感謝しつつ、日々、世界の平和と安全を願っています。

光りを浴びたくて

2014年01月31日 | 近辺の風景

 話を聞いたあと、まず「そうだねー」と一言入れてから自分の意見を言われると、聞いてもらった人は、自分の意見が受け入れられたものとして安心する傾向がある。この「そうだねー」を引き出すには、最初に話をする人が、少なくとも相手に退屈を与えない程度には、滑らかに内容を伝えることが肝要である。山里では、話題の要約を苦手とする方は少なくないのだが、その年齢構成が、若い方に偏っているようなのは気のせいであろうか。若いというのは、「気のみ」の方も含んでのことである。

 

 光りと草木はツーカーの仲である。裸の梢

 

 タペストリー

 


流行る、流行らせる

2014年01月30日 | 日記

 そろそろインフルエンザが流行りだした。山里のことではない。マスコミの定期的な話題としての話である。シーズン前から、市の広報では、65歳以上は補助制度があるので、希望者は医療機関で受けておくようにと勧めてくれている。とは言え、山里の住人にとって、勧められても、個々に受けるとなると、おいそれと腰を浮かす要件に、今ひとつ欠けていると言わざるを得ない。守りに重点を置く生活の中では、何より大事なものは、「私も、俺も、ワッシも、ワシも」とのはずみ声なのである。ましてや、当たるも八卦、当たらぬも八卦の要素をかかえていては、尚更である。世は、平和なのである。

 

 今日は一日雨。写真は昨日のもの。

 悪太郎、杉の蕾

 

 おかめ笹

 


事足ればすずしい顔

2014年01月29日 | 日記

 猫は、事足りていれば、それ以上の要求はしない。今日は春の陽気との天気予報を肌感覚で確認していたのであろう。朝食もそこそこに、お気に入りの場所へ移動。人間様は何をモタモタしているのだろう、という顔をしている。

 この冬は、珍しくほとんど積雪を見ない。明日には天気が崩れる予報であるが、これまた、降るのは雨のようである。こうまで雪が降らないと、ボタボタの牡丹雪が恋しい気がしないでもない。雪の結晶の写真、撮りたいなー・・・・

 

 晴れれば、霜が降る

 

 ヒカゲノカズラの滴

 


押し出し随一シンビ

2014年01月28日 | 日記

 朝方、南東の空に細い三日月が出ている。例年だと、周りの空気とともに“カチンと凍るような”時節なのであるが、このところの月の表情はいつになく柔らかい。見た瞬間に、心の持ちようなのではないですか、と反問されているような気がするのであるが、あるいは、その通りなのかも知れない。

 日の出時刻が早くなって来たのに反比例するように、目覚めが遅くなってきている。箍(タガ)の緩みがあるのは間違いないようだ。

 

 押し出し随一、シンビジュウム

 

 工事現場

 


近づく春の足音

2014年01月27日 | 近辺の風景

チラホラと春の便りが届くようになって来た。山里の風景は、未だ枯野の情景に占められているものの、人々の心には、確実に再生の光りが射している。時の進行は、幸いであれ、難事であれ、等しく包み込んで進でくれる。

 

 タカサゴユリの鞘に光るものあり

 

 茅葺きの家のある風景