話を聞いたあと、まず「そうだねー」と一言入れてから自分の意見を言われると、聞いてもらった人は、自分の意見が受け入れられたものとして安心する傾向がある。この「そうだねー」を引き出すには、最初に話をする人が、少なくとも相手に退屈を与えない程度には、滑らかに内容を伝えることが肝要である。山里では、話題の要約を苦手とする方は少なくないのだが、その年齢構成が、若い方に偏っているようなのは気のせいであろうか。若いというのは、「気のみ」の方も含んでのことである。
光りと草木はツーカーの仲である。裸の梢
タペストリー