山里から ・写真と短い文で綴る田舎の生活

山里の自然と生活の一端を、短文と写真で記録しています。健康に感謝しつつ、日々、世界の平和と安全を願っています。

秋天にカラタチ、ススキの穂も輝いて

2014年09月30日 | 山野草

 玄関を開けて一歩足を踏みだしたあたりで、夜、賑やかに鳴いていた秋の虫たちが、静かになった。秋分も半ば、季節は寒露・霜降と急ぎ足でやってくる。明日からは早10月である。山里は、急に冷えたり、暖かくなったりの度合いが強い。ひとつ大きな天変地変があると、あとは穏やかとは言うものの、気を付けるに越したことはあるまい。まず、うっかりに気を付けて風邪を引かないようにしよう。そこここで犬の声がしなくなっている。入院・入所となるとペットも不便を強いられるのである。

 

 カラタチの実が色づいている

 

 

 県道沿いにススキが輝いている

 


明暗を分けるものは

2014年09月29日 | 近辺の風景

 御嶽山噴火の被害が明らかになってきた。気軽に行ける3000メートル級の山であり、古くから信仰の山としても知られている。日帰りで気楽に出かけることも可能な山でもある。よもや噴火するとは誰が予測し得ただろう。被害に遭われた方には不運と申し上げる以外に表現し得る言葉がない。心からお見舞い申し上げます。山に登る人は善男善女である。関係者にご多幸あれ。

 

 明るい空に秋がある

 

 

 暗い山道には花が咲いている

 


陰と光のせめぎ合い

2014年09月28日 | 近辺の風景

 お彼岸を過ぎると、深い木立ちの散策道は陰の部分が目立つようになってきた。とは言っても、まだ暗いというわけでもない。季節的には最も過ごしやすい頃である。久方ぶりに三河へ足して紅葉とシャクナゲで知られた公園を覘いて見ると、家族連れがバーベキューを楽しんでいた。

 

 虫たちはまだまだ稼ぎ時

 

 

 散策道は陰と光のせめぎ合い。まだ紅葉には程遠い。

 


変哲を避け平凡に

2014年09月27日 | 近辺の風景

 御嶽山が爆発した。普段、八合目にある濁河温泉は、小坂から車で行ける日帰り温泉として日常的に行き来している人も多い山である。王滝村からはロープウエーがあり、観光資源として季節を問わず利用価値が高い。テレビの画面で見る限り、向後しばらくは危険地域として、一般人は近寄りがたいものとならざるを得ないようである。

 

 存在を確認することはまれであるが、いつも何の変哲もなくツクネンと立っている、アカザ。縦横に枝を広げている。

 

 

 ごく普通の人たちには野山の彩の材料としてすら認識されていないが、ある種の人たちには目の色を変えさせる山芋。今、黄色い葉とムカゴの時である。

 


アキチョウジ、虫と格闘

2014年09月26日 | 山野草

 雨が地を濡らし、秋仕切り直しである。熱低がゆっくり通ったおかげで、干上がり加減だった田畑が和らいだ。取り入れ前だった農家は不本意であろうが出直しとなった。

 野山の草花も、溌剌とした面を取り戻した感がある。女性向けに、マスメディアで、潤いうるおいと喧伝される理由が、頭の中では理解出来ても、今一つしっくり納まっていないのであるが、このような雨上がりの自然を目の前にすると、そうなのかなと思わざるを得ない。

 

 アキチョウジ、虫と格闘

 

 

 萩を一輪挿しにどうぞ