黄色と張り合う赤い花
大木も黄葉近し
蔦模様2015
普段は小難しい顔で、あまり笑顔を披露なさらないご婦人の方が、近所の人に手伝ってもらって、里芋の収穫作業にいそしんでおられた。長年の生活は、どこでどう息を合わせれば万事都合よく物事が運ぶものか、考えなくても出来るようになっている。考えさえしなければいいのである。普段の顔で、ただ“にこっ”とすること。山里の人はこれがまた上手なのである。
黄色と張り合う赤い花
大木も黄葉近し
蔦模様2015
普段は小難しい顔で、あまり笑顔を披露なさらないご婦人の方が、近所の人に手伝ってもらって、里芋の収穫作業にいそしんでおられた。長年の生活は、どこでどう息を合わせれば万事都合よく物事が運ぶものか、考えなくても出来るようになっている。考えさえしなければいいのである。普段の顔で、ただ“にこっ”とすること。山里の人はこれがまた上手なのである。
ケジメなく、メリハリなく、季節が移ろう。受け取る側が鈍くなってきているせいもあるが、気候に、周期的なリズムが失われて来て、人に予感を持たせるだけの準備の時間が無くなっているのも事実だろう。凡人は時間に追われるのが常態と言ってしまえばそれまでであるが・・・。
明日はハローウィンだ、ハローウィンだとマスコミが囃し立てている。山里にあっても、乗る人は乗る。あなたは?。私はモチロンナイショ。
用意の仮面
ヒヨドリジョウゴの鮮やかな実
秋のヨウシュヤマゴボウ
日の出が遅くなり、起床時の6時はまだ光が充分に行き渡っていない。そんな中で、小鳥たちが早朝からキビキビした動きをしているのが目立つようになってきた。柿をはじめ、木の実が充実し、熟して来ている。彼女らにとっては、収穫祭の時期であろう。そこここで繁殖している草たちも、次世代へのバトン引き継ぎの準備に怠りはない。
発射準備完了・ゲンノショウコ
オナモミ
檜扇の実・ヌバタマ
空の雲の流れが速い。雲は南東方向へ勢いよく移動して行く。上空は北西の風がかなり強く吹いているようである。
山のいろどりが足早に進行している。短期間のうちに、随分にぎやかになってきた。木々をみていると、それぞれの変化は緩やかでも、空間に光の色をはさむと、わずかな違いから様々な色合いを示す、その様子がじっくり楽しめることが多い。 山里は生の現場なのである。
晴れた空、雲の流れが速い
落葉樹の黄葉
川べりのいろどりは遅れ気味か
一人暮らしが永く、普段は路上で行き交っても、臆しがちになるせいであろう、つい、目礼程度で済ますことが多いご婦人が、今朝は朗らかな笑顔でご挨拶なさった。嬉しいことがあったのであろう。無邪気とも言えるようなウキウキした心が伝わってきて、こちらまで楽しくなった。爽やかな秋である。
一輪挿し用に植えた花
白菊の花
「あざみ姐さん、一寸御耳を」