イカットの島 / バリ島に暮す / 風に吹かれながら

バリ島ウブドの小路は手工芸にあふれています。バリヒンドゥーの信仰に息づく暮らしに触れながら手織りの時を楽しみたい。

Dukuk Village Homestayで再び、絵のレッスン

2016年03月16日 | 暮し
オーナーの Made Arka さんは画家でもあり、
入り口の建物の1階はギャラリーになっています。
今回も絵のレッスンを受けました。
ウブドスタイルの画法だそうです。
好きなロータスの花を選びました。
先生のスケッチを参考にして、鉛筆で書きます。
葉の大きさに比べて花びらが小さくなりました。


黒のペンでなぞります。


墨で濃淡を入れます。
1本は墨、1本は水を含ませておきます。
墨で描いた後、水筆で輪郭を素早くぼかしていきます。


ラインが残ってしまい、難しいです。
隣では先生も描いています。


先生の作品から




色を入れていきます。
まずは薄い緑色で花以外を塗り潰します。




葉に濃淡をつけていきます。


花に色をつけていきます。
色合いは先生が作ってくれています。




最後に全ての色を混ぜて
濃い緑を作り、花びらと明るい葉を残して
下側を塗り潰します。水分量を多くして
筆筋が残らないように素早く塗ります。
先生が白や黄色で鮮やかさを浮き出してくれました。
完成です。





2回目でしたので緊張も少なく描けました。



Back-strap Loom で織る 経浮織り-B 経浮織りの手順

2016年03月15日 | 腰機 Back tension loom / in Bali / 2016年
ネットで見つけたブログを手本に自己流で織っています。
試行錯誤の繰り返しでした。
織り始め。
まずは今までの"上糸が上"の時の経浮織りです。
浮織り以外は横縞になりました。


ブログの作品を見ると地糸 (茶) にも模様がありました。
色糸と反転する模様です。
でも、浮きの糸をすくうのが平織りの往復の
どこでなのか分からず、地糸の模様がうまく出ません。


模様を図式化してみて、理解が進みました。


経浮織りの手順 ( 右端2列のカラーが基準です )
1. "上糸が上"からスタートします。
下の糸の茶を図のようにすくいます。




2列目。下の糸の色糸を図のようにすくいます。


図の模様の全てをすくいます。


2. すくった棒を中筒に添わせ、"上糸が上"と同じ
開口にします。




刀杼を差し込み、立てて、右側から板杼を通します。


3. 浮き棒と刀杼を外します。
下糸ソウコウを持ち上げ、中筒のきわに刀杼を
当てると"下糸が上"の開口が開き易くなります。


刀杼を差し込み、軽くはたきます。




刀杼を立てて、左側から板杼を通します。


4. 刀杼を抜き、下糸ソウコウを中筒に添わせ"上糸が上"の
開口をします。刀杼を差し込み、軽くはたきます。




平織り一往復が終わり、浮織り1が済みました。

5. "上糸が上"で下の糸を図のようにすくいます。








すくった棒を中筒に添わせ、"上糸が上"と同じ開口にします。


6. 下糸ソウコウを持ち上げ、開口し、刀杼を差し込み
板杼を左側から通します。


浮織り2が済みました。

7. "上糸が上"で下の糸を図のようにすくいます。




刀杼を差し込み、立てて、板杼を右側から通します。


浮織り3が済みました。

8. 下糸ソウコウを持ち上げ"下糸を上"にします。
ここで色を反転させます。
下の糸を図のようにすくいます。










下糸ソウコウを持ち上げて、再度開口してから
すくった棒をソウコウに添わせて同じ開口にします。
刀杼を差し込み、立てて、板杼を左側から通します。






9. 下糸ソウコウを中筒に添わせて"上糸が上"の
開口にします。刀杼を差し込み、立てて、
板杼を右端から通して平織りです。


浮織り4が済みました。

10. 下糸ソウコウを持ち上げて"下糸が上"の開口にし、
刀杼を差し込み、軽くはたき、立てて開口を確保します。
下の糸を図のようにすくいます。


すくった棒を下糸ソウコウに添わせて同じ開口にします。
差し込んだ刀杼を立てて、板杼を左側から通します。


11. "上糸が上"の開口にして、板杼を右側から通して
平織りです。


浮織り5が済みました。

12. 下糸ソウコウを持ち上げて、"下糸が上"の開口に
して浮き糸をすくいます。


板杼を左側から通して平織りです。


浮織り6が済み、5往復 (10回) しました。
ここで模様が終わり、浮織り1の始めに戻ります。

13. "上糸が上"の開口にします。
ここで色が反転します。
同じように下の糸をすくっていきます。



気づいた点
○ すくう棒は編み棒の片側を取り外したのを使っています。
少し長めの方が抜けなくて良いです。
○ 下の糸をすくう時に気をつけたいのは下の残った
糸の綾と数を確認する作業です。


○ すくう糸を間違えた時、逆にすくい直すと大変です。
両端の糸を持ち上げて、開口に刀杼を通すと簡単です。





とても長くなりましたが、忘れないうちに
書き留めました。







テガラランの Dukuk Village Homestay へ

2016年03月13日 | BALINESE LIFE
つれあいが日本に定期検査で帰国している間に
再び Dukuk Village Homestay を訪れました。
今回はキッチンが同じフロアーにある部屋を
お願いしました。
二間続きでバス、トイレが寝室の脇にあり
使いかってがとても良いです。

キッチン。窓からは景色が良く見えます。




バルコニーが入り口です。


エキストラベッドが置いてある部屋。


小さなバルコニーがあります。


木彫のドア


ベッドルーム


バス、トイレ


大きな屋根と壁との間は空いているので半屋外の
造りで風が入り、涼しく出来ています。
シドゥメン村の GIRI CARIK と同じ造りです。
小さなバルコニーの屋根







5泊の予定です。
Dukuk Village Homestay
Room名 SKY View
RP. 400,000 / 泊 朝食付き、キッチン付き
Tel / 08123658355


Back-strap Loom で織る 8作目 / 経浮織り-B

2016年03月12日 | 腰機 Back tension loom / in Bali / 2016年
腰機 ( 無機台腰機/輪状式原始機 ) で経浮織りを
織っています。

前回の作品で同色での浮織りは目立たないと
学びました。浮きの模様がはっきりするのは色を
反転することだと分かりました。

今までの経浮織りは2色で整経して、下糸を
浮織り色にしました。平織りの上糸が上の時だけ、
下糸を持ち上げて経浮織りにしていました。
"Backstrap Weaving" のブログを参考にして
下糸が上の時も浮織りを入れてみます。

整経に使う道具です。


整経。茶色を地糸にして、5色を使いました。


参考にした "Backstrap Weaving" のブログ
棒2本で上糸と下糸の綾を作る整経のようです。
下糸ソウコウは作りますが中筒は使わない織りです。


織り始め。
地糸の茶色と色糸の模様を逆に織り込んでいました。


中断して、上糸が上の状態からスタートしました。
地糸の茶色の中に色糸の模様が出ます。


浮織りは時間がかかります。
今日から一人で Dukuk Village Homestay に行くので
腰機を持っていき、続きを織ります。
また、前回板杼を作ってもらった所で刀杼を注文する
予定です。これも楽しみ。

マクラメ編み作家 / 笠松達朗さん

2016年03月11日 | ハンドメイド
暮らすロスメンに珍しく日本の男性が長期滞在
されています。バリ島の前はインドで様々な石を
買い付けに行っていたそうです。
毎日、バルコニーで作品を作っています。
カディさんのお誕生日のプレゼントにと思い、
お邪魔しました。
作り始めて3年になるそうですが、繊細な造形美に
驚きです。1本の糸のよりを解いて、編みこんでいます。
蝋引きの糸。


様々な作品。天然石を生かした編み込みは
ほとんど独学でマスター。






インドで仕上げた作品。


プレゼントのネックレス。お願いして、数時間で完成です。



近い将来には日本で個展を開くそうです。
顔の見える関係を大事にされていて、ネット上
での販売はされていません。

作品の紋様から縄文の炎が浮かびました。
後から調べると縄文時代では結んで出来た紋様には
神が宿るとされて五穀豊饒を祈る魔よけ、呪術具と
して神格化されていたとのこと。

飾るアクセサリーの域を超えて、ひとつひとつに宿る
神聖なパワーを感じました。

笠松達朗さんの作品を紹介しているface bookです。
Microbe Macrame
https://www.facebook.com/ocota.8