イカットの島 / バリ島に暮す / 風に吹かれながら

バリ島ウブドの小路は手工芸にあふれています。バリヒンドゥーの信仰に息づく暮らしに触れながら手織りの時を楽しみたい。

神代植物公園 水生植物園まで歩く

2014年06月14日 | 暮し

日本の滞在も4か月間となり、体重が増えてきました。
バリ島の暮らしでは食事量と運動量のバランスが取れて、
徐々に減量されてきますが、日本での生活は食べる量が多くなりがちで
バランスを崩しています。積極的に運動量を増やすよう地域の活動に
短い間ですが、ヨガと練功十八法に参加することにしました。
久しぶりのヨガです。市民が利用できる公共の施設ですが、
畳のお部屋で芝生のお庭を見ながらゆったりした空間で気に入りました。
バリ島のウブドもヨガが盛んであちらこちらにスタジオがあります。
あずま屋を大きくした作りで壁が無く、風が流れ開放的な空間が多いので
エネルギーを気持ちよく感じることができます。
戻ったらまた、再開しようと思います。

今日は2時間ほど歩きました。

深大寺の近くに水生植物園があります。花菖蒲が見ごろでした。
     

そば畑もあり、かつてお城がありました。
    

鬱蒼とした森のようですが住宅街や高速道路がすぐそばです。
  

野川沿い。散歩の行きと帰りにカワセミを見ました。真ん中の石の上が魚をとる定位置みたいです。
   
      

終末期医療が現実に

2014年06月08日 | 暮し
認知症の末期に母が近づいています。
80歳を過ぎ、大きな骨折が数回と脳梗塞で入退院を繰り返し、
そのたびにリハビリを頑張り、歩けるようになるまで回復しました。
自宅での介護からグループホームへの入所を決めた当時は横浜市内を20か所以上、
見学して探しまわりました。平成18年4月から地域密着型サービス事業となりました。
社会福祉法人以外にも株式会社等が参入出来るようになり、経営者側の考えで
現場の違いを実感しました。入所後も、より母が穏やかに過ごせるようそして、
自然な看取りに対応するグループホーム (事業所はNPO) が空室になったとの
連絡をもらい、移ることにしました。入所した当初、家族で意思をまとめて
「終末期医療における尊厳死を望む家族による要望書」を準備しました。

今年の3月、感染症からの発熱で入院、口からの呑み込みが難しくなったため、
鼻からの経管栄養を受け入れました。
看護師による処置が必要となるので3年ほどお世話になったグループホームに
帰ることは出来ませんでした。
入院先では病状により治療の判断を迫られます。説明を受け、同意書が求められる度に
尊厳死を望む具体的な内容が現実となりつつあると感じます。
そして治療内容、措置によっては施設を選択しなければならないことも知りました。

急性期病院には感染症の治療が終わると長く入院することは出来ません。
慢性期の療養型病院に転ることを決めました。
心不全に至る中、かつて書いた要望書を見直しています。
医師からの説明でどの様な医療を受け入れるのか、現実を前に考えます。
かつて両親の介護に関わり始めたころ、終末介護における哲学が日本には
無いと信頼するケアマネージャーさんからのお話が蘇ります。
日本では経口での飲水、食物が摂取できなくなってからの状態からも医療が
行われるのが現状です。

経口による摂取が出来ない場合、
1.鼻からの経鼻経管栄養(栄養、水分の補給) 又は
2.胃瘻 
を進められました。
次には手、足などの末梢静脈血管からの点滴が難しくなった時に
1.お腹の皮下からの注射による補液(脱水の治療) 又は
2.中心静脈栄養(高カロリー、水分の補給) 
をしたいとの説明がありました。
母はほとんどが寝たきりですが、笑顔もあり、意識不明でもない中、
それほど遠くない将来の死は予測されますが今すぐ水分も栄養も止めても
良いものか、悩みます。広義で言う延命治療なのかそれとも差し迫っての治療なのか。
どこからが終末期とされるのか、家族には判断出来ません。


高齢者の終末期の定義とは何か。厚生労働省や日本医師会、日本学術会議、
日本老年医学会などが終末期医療に関するガイドラインを示しています。
しかし、延命治療となる終末期医療の中止または不開始が許される条件は
具体的には示されてはいません。

私自身は口から食べられなくなれば死に至ることを受け入れています。
バリ島では高度な医療も限られ、昔の日本と同じように在宅での看取りが
多いように思えますし、私もそう望みます。

終末期の治療方針を決定する際に事前に本人の意思及び家族の意思が伝わるよう、
準備しておくことが大切だと思い、具体的な内容で書き直しました。

以下、考えた文章です。家族、自分用に準備しました。
 

終末期医療における家族の意思表示書

日本医師会グランドデザイン2007各論による広義の終末期「最善の医療を尽くしても、
病状が進行性に悪化することを食い止められずに死期を迎えると判断される時期」と定義
された状態になった場合、治療不可能で回復の見込みがなく死が避けられない終末期医療
の方針を決定する場合、延命措置を望まない家族の意思をここに示します。
患者(      )が終末期の状態で回復の見込みがなく、死期が迫っていると判断された場
合には終末期の治療の不開始・差し控え・変更・中止をお願いします。
1.栄養補給                     
  中心静脈栄養(高カロリー輸液)         □希望する    □希望しない
  経鼻経管栄養                   □希望する      □希望しない
  胃瘻                         □希望する      □希望しない
2.人工的水分補給
  輸液                         □希望する    □希望しない
  持続皮下注射による補液           □希望する     □希望しない
3.抗生物質の強力な使用            □希望する      □希望しない
4.人工呼吸器の装着(気管内挿管)      □希望する      □希望しない
5.終末期に起こる急変時の心肺蘇生術   □希望する     □希望しない
  電気的除細動・心臓マッサージ・機械式人工呼吸器の装着
  用手加圧による換気人工呼吸・強心剤・循環補助薬投与 
6.その他
  輸血                         □希望する    □希望しない
  人工透析(腎不全時の侵襲的処置)      □希望する    □希望しない
  腎瘻(腎不全時の侵襲的処置)          □希望する    □希望しない             
  ただし、この場合、苦痛を和らげる処置は最大限にしてください。
  その為の副作用で死期が早まってもそれは家族の意思です。

  平成  年  月  日
  患者名           生年月日     年 月 日
  住所  

  家族
  氏名                          続柄 
  住所

  氏名                          続柄 
  住所


参考 国立病院機構 あわら病院「リビングウィル宣言書」
    厚生労働省「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン」
    日本医師会「終末期医療に関するガイドラインについて」
    日本神経学会「認知症疾患治療ガイドライン2010」
    日本老年医学会「高齢者ケアの意思決定プロセスに関する
           ガイドライン-人工的水分・栄養補給の導入を中心として」



野川沿いから神代植物公園を歩く

2014年06月05日 | 暮し
   写真  川鵜が羽を広げて乾かしています

新宿を離れ調布に移りました。
近くには野川が流れ、少し足を延ばすと深大寺や神代植物公園もあり、散歩には良い環境です。
久しぶりに川沿いの散歩です。カワセミにも会え、ラッキーでした。


川鵜はその場で少しずつ位置を変えていました。お日様に向かう角度が変わり羽の隅々まで乾くのでしょか。
 


深大寺にて
 


神代植物公園ではバラフェスティバルが開催中
    

木洩れ日
    


ドクダミの群生
 


手織りが出来ないので手編みをしています。
 


水・花・葉・木に触れるとバリ島が懐かしいです。まだ、戻れそうもありません。
 





第22回 伊豆高原アートフェスティバルに行く

2014年06月01日 | 暮し
    写真  裂き織りの帯(Sさんの作品 お兄様ご愛用です)


毎年、5月に伊豆高原でアートフェスティバルが開催されます。
会場はお店の傍らだったり、多くは個人宅を開放されていて、
95か所で様々な作品が展示・即売されています。
おりひめ工房の大先輩のSさんが伊豆高原のお兄様のご自宅で毎年、
ご自分の作品を展示されます。去年は行くことが出来ませんでしたが
タイミングよく帰国中でやっと訪れることが出来ました。
Sさんのお人柄がそのまま織りに表れる素敵な作品ばかりです。
おりひめ工房では「Sさんワールド」と表されていて
経糸と緯糸の色合いが絶妙です。たっぷりと楽しませて頂きました。

No.49 Noble Savage  アジアの布をまとう
 伊豆急行「伊豆高原駅」から東海バス「高原中央」下車
   アートフェスティバルの看板のモデルとなったニワトリの置き物がありました。


No.4 アトリエ風  陶・織・木彫・オブジェ (Sさんの会場)
 東海バス「セントラルパーク」下車
  看板の道案内で進みます

  会場に着きました

  桜の小枝で染めた織り 

  裂き織りのブックカバー

    バッグ

  着物地の裂き織りタペストリー

  黒を基調として7色で遊ぶ。色の組み合わせで表現が変わり面白い


   Sさん 兄 作


 心和む空間でした

久しぶりの小旅行でした。
二日にわたりお時間を頂き、ありがとうございました。