イカットの島 / バリ島に暮す / 風に吹かれながら

バリ島ウブドの小路は手工芸にあふれています。バリヒンドゥーの信仰に息づく暮らしに触れながら手織りの時を楽しみたい。

手織りの時間

2014年11月30日 | おりひめ手織機 で織りを楽しむ
   写真  おりひめ工房の友人から頂いた着物地のタペストリーをかけました。


バリ島に戻ってから約ひと月が経ちました。
やっと、日本からの荷物やらキッチン、クロゼット、棚の片付けがひと段落です。
手織機の周辺も綺麗にして織りが始められるようになりました。
8か月間、かけてあったジャワ島の糸もそのまま、織り進められそうです。

おりひめ工房の友人がお別れの時に展示会に作成した着物地の
タペストリーをプレゼントしてくれました。早速、機の前の窓に下げてみました。
着物地を見ているだけで楽しくなります。皆さんを思い出しながら
次はヨガマットを裂き織りで織りたいと思っています。


色々な着物地を合わせたタペストリー
 

ヨーガに親しむ

2014年11月26日 | 暮し
          写真  踊るシヴァ神(ナタラージャ・アーサナ)


体調が悪くなった7年前から少しずつ、ヨーガを始めました。
様々な流派がありそうで、本で調べてみました。当時、日本ヨーガ瞑想協会が産経学園で開校していて                        
実家から近いスタジオに1年ほど通いました。時には仕事場に近い銀座のスタジオでハタ・ヨーガ以外も
体験してみました。

ここ3年ほどお休みしていましたが、一時帰国中に借りている部屋から近い場所で
教室があることを市の広報で知りました。3か月ほどお世話になりました。
日本ヨーガ学会教授でもある先生は80歳を超える方でお洒落で若々しく、とても素敵です。
マントラを唱えながら(読誦法)アーサナを行うことも始めてでした。
畳のお部屋で芝生の庭も眺められ、空間も爽やかで気にいりました。
1週間に1回のヨーガの日が楽しみとなりました。暫く遠ざかっていたヨーガでしたが、
心地良さにバリ島に帰ってからも部屋ヨーガで続けています。

ゆったりした呼吸のハタ・ヨーガは気づきを感じ、天地との一体感が味わえて好きです。
ポーズに至る経過を丁寧に感じ、そして気が流れる「ヨーガまんだら」を知りました。
ウブドはヨーガスタジオが多くあり、かつて2か所ほど通ってみたこともあります。
ウブドで日本ヨーガ学会に近いヨーガスタジオを探してみます。



詳しいことは知りませんがバリ語はサンスクリット語の流れだと聞きました。
バリ島ではお祈りの時にマントラを唱えます。日常的に唱えられていて、
ラジオから朝、昼、夕方と流れてきます。

サンスクリット語のマントラはインドから中国そして仏教とともに日本へ。おなじみの般若心経だったりします。
インドからヒンズー教とともにインドネシア、バリ島へ。時空の接点に触れ、不思議な感じです。
 
 五体投地の礼拝(パンチャ・マンダラ・ナマスカーラ)のマントラ
 オーム ガテー ガテー パーラ ガテー パーラ サンガテー ボーデイ スヴァーハー 

 般若心経の「陀羅尼」はサンスクリット語の「ダーラニー」の音訳
 羯諦    羯諦   波羅 羯諦   波羅僧羯諦    菩提沙婆呵
 ぎゃてい ぎゃてい はら ぎゃてい はらそうぎゃてい ぼうじそはか
 




部屋ヨーガの空間です、心地よい風が流れてきます。
 


街中にはヨーガスタジオのインフォメーションがあちこちに張られています。
ビンタンスーパー前。     JL.Jembawan の KANTOR POS UBUD 前にある Bali Buddha店前の壁にはたくさんの情報が。
      


スーパーの文房具売り場にはサンスクリット語のマントラの本がおいてありました。
  





調布ヶ丘ホームヨガ(日本ヨーガ学会 Tel / 03-3208-6474)
猪俣和子先生
毎週金曜日 10:00〜11:30


著書
 日本ヨーガ学会  最新 ヨーガを始める人のために
 監修 田原 豊道 / 編著 荻山 貴美子

 絵でわかる ヨーガまんだら入門
 共著 田原 豊道 / 伊藤武 



Ubud ヨーガスタジオ
Taman Hati、Yoga Centre
Br. Nyuh kuning Ubud
Tel / 0361-974058

マンゴスチンの効用

2014年11月19日 | 暮し
   写真  天日干ししているマンゴスチン、むいたばかりはとてもみずみずしい。


バリ島に戻ってから1週間ほど外出する機会が多かったのか、
右目の上と左ほほとお日様があたる前腕部に太陽アレルギーと思われる
湿疹が表れました。顔がほてり、むくみも少しあります。
ロスメンのカディ若奥さんが心配してくれて、医者に行くよう勧めます。
普段の化粧水はヘチマ水か桃の葉しかなく、炎症に良い薬の持ち合わせはなく、
太陽に当たらないようにしていました。そんな時、たまたまスーパーでマンゴスチンを
買いました。雨季の中旬の3月頃からが美味しいとの事ですが、12個で約700円でした。            

マンゴスチン(バリ島ではマンギス manggis)の食べた後の果皮を薬として使うと
カディさんからアドバイスがあり、早速インターネットで調べてみました。
果皮にはキサントンが多く含まれていて、感染症、皮膚疾患、抗炎症、抗酸化、
抗糖化、殺菌、解熱、消化器疾患、免疫力アップ、抗ウイルス、がん予防など
多くの作用・効用があると書かれています。

食した6個の後の果皮を試しに粗くちぎって、生のままで煮出してみました。
渋みが強く飲めませんでした。
茶こしで液をとり、冷蔵庫で冷やしながら荒れた肌に数日間続けて、パタパタとつけました。
顔の赤みが薄らぎ、湿疹も乾きはじめてきました。前腕部の赤いポチポチの湿疹は良くなりました。


生は渋かったので次は果皮を天日干ししてみました。
2日干した後、小鍋に約250ccの水を入れ2かけらほど入れます。
ワインレッド色に変わるまで弱火で数分、煮出しました。
渋みは無くお茶として飲めます。2回、煮出してみましたが色も出て、飲みやすいです。
 
 

マンゴスチンは「フルーツの女王」、カリブ諸島では「神の食事」とも言われています。果実は白く4〜8個入っています。
  

黒紫色した果皮は表側と裏側を交互に干しました。干すと皮は固くなりますので、生の時に小さくちぎっておくと良いです。
  

マンゴスチンを干しているとロスメンのマデさんがお茶の作り方を教えてくれました。
小鍋に入れ、弱火で煮出します。色が変わり始めて数分したら出来上がりです。
  

綺麗なワインレッド色です。
 






沖縄県読谷村の花織 (はなうい)

2014年11月13日 | 織りの旅
写真  読谷村の体験織り  
   (竹串で経糸をすくい模様をつくっています)


バリ島に戻る2週間前、甥の結婚式の為に沖縄を訪れました。
読谷村で「読谷山花織」の体験織りが出来る会館があり、行ってきました。
花織とは浮糸で花模様を織った紋織のことでプータンの浮織りに似ていました。
「グーシ」は竹串で経糸をすくって模様をつくります。ブータン織りでは「経浮織」。
「ティーバナ」は刺繍の縫取りのように経糸に紋を織り込みます。ブータン織りでは片面縫取り織りの「サンマ」といい、
ブータン織りでは裏側に模様がでませんが、ティーバナでは裏側に糸が出ます。

読谷村立歴史民俗資料館の資料によると、およそ7000年前の遺跡から読谷には古くから人が住み、生産活動が活発でした。1420年ごろには座喜味城を拠点に海外との文化・経済交流も活発でとりわけ東南アジアからの織物・焼物の技法が伝来したと考えられています。
1480年のシャム国(現在のタイ)から琉球国に「手幅織花糸黄布一条」が贈られたと記されているそうです。
ブータンの織りと似ていることに納得ができました。


太平洋戦争で花織は途絶えてしまいましたが、昭和30年代後半から復興事業に位置付けられ現在に至っています。
体験織りを開催している事業協同組合では村の居住者に限り、技術の伝承が行われています。




竹串で経糸を浮かし、板杼を通します。
  
 

ひとつのモチーフが織れました。
  


「ティーバナ」で織ってあるコースターと名刺入れ
  表  裏
 


もともとは地機で織られていたそうですが体験織りは高機でした。
 


体験織りの案内チラシ
 




読谷山花織 (ゆんたんざ はなうい)の体験織り  
読谷山花織事業協同組合 /   読谷山花織伝統工芸センター
〒904-0301   沖縄県中頭郡読谷村座喜味2974-2
TEL/FAX    098-958-4674
開館時間   9時〜17時  休館日  土・日・祝祭日

ただいま。ウブド

2014年11月09日 | 暮し
     写真 王家の寺院前で子供たちと一緒に


久しぶりのウブドです。
私たちの帰りに一緒に同行したいということでつれあいの友人もバリ島観光に訪れました。
60代、70代、80代の皆さんですが、とてもお元気です。


王家の寺院前はロータスの池です。道路側は有名なカフェ・ロータスです。
池周辺は自由に出入りが出来、お掃除をしている子供たちが写真に入ってくれました。
 


バリ島内でも美しいライステラスのテガララン Tegalalang 。
皆さん取れたてのヤングココナッツジュースを飲み干しました。



昨年、結婚した次男のお嫁さんに赤ちゃんが生まれていました。
42日目の日には家族でお祝いをします。私たちも次男のお宅に呼ばれました。小さなセレモニーだとの話でしたが、
料理の支度など朝早くから忙しそうでした。親類の人たちが集まってお祝いする様子は懐かしい風景です。