イカットの島 / バリ島に暮す / 風に吹かれながら

バリ島ウブドの小路は手工芸にあふれています。バリヒンドゥーの信仰に息づく暮らしに触れながら手織りの時を楽しみたい。

バリ島。家作りの最終レポート 20

2017年03月20日 | BALINESE LIFE
前回のレポートから随分と時間が過ぎてしまいました。
日本に帰る日が近き、気になっていたレポートの
最終です。
お隣りの建物は一年以上かけて、ゆっくりと
仕上がりました。
プールも完成して、既にオープンしています。
正面の門


ガネーシャが見守ります。




前から




横から


1階


2階


プール。こちらではプールの有り、無しで集客が異なります。


手前のたんぼから



オーナーはたんぼの持ち主でバリ島の人です。
家族経営の宿泊施設の一般的な建物で、
工事にたずさわる人々はどこでも、殆どが
ジャワからの出稼ぎです。今でも、ビスマ通り
ではひっきりなしに建物が造られています。
このレポートのおかげで、道路脇に積まれている
材料を見て、どの段階まで進んでいるのかが分か
るようになり、散歩の楽しみも増えました。



バリ島の家庭料理 スモークチキンの作り方

2016年09月02日 | BALINESE LIFE
カディさんにしばらくロスメンを留守にしますと
話しをしたら、最後の夕食にスモークチキンを
作ってくれました。

朝から準備が始まりました。
1. 包み込む葉を綺麗に洗って乾かします。


2. 鳥を流水で綺麗に洗います。
  スモークチキン用の鳥は特別らしく、王宮近くの市場で
  前日に頼んでおいて買いました。


3. 鳥の下準備をします。
  コショウ、塩、ココナッツオイルを揉み込みます。
  関節を外して柔らかくしてしばらく置き、
  水分を抜きます。


4.  調味料 Bumbu の準備をします。( インドネシア語 )
   お皿の真ん中に jahe, 左に isen、その上に cekeh,
   右隣は kunit。後は時計回りに
   cabe lombok 2ヶ, cabe kecil 3ヶ,
   bawah merah 7ヶ, bawah putih 1房,


   表側をきれいにして刻み、石臼で潰します。
   isen




   jahe, kunyit, cekeh を足します。

   
   cabe lombok 刻んで入れます。


   cabe kecil ( 小さな唐辛子で大きな唐辛子よりも辛い )


   bawah putih ( ニンニク ), bawah merah ( 赤玉ねぎ )


   クミリー  
   表側は茶色で中身は白。潰すと多少の油が出ます。






   merica hitam ( 黒コショウ) と
   merica putih ( 白コショウ )


   オリジナルココナッツオイル、 masako ( 味の素? ) 、
   garam, palm sugar, ebi secukupaya を加えて
   良く潰します。
   香辛料の分量などで各家庭の味が決まるそうです。


5. 下準備の後、水分が抜けた鳥に潰した香辛料を
  少し残して、詰めます。


  ダウンサラームの葉を最後に入れます。


6. 鳥を折り曲げて、乾かした葉で包みます。








7. バリ島の家庭の一般的なかまどで燻製にします。
  かまどの灰を手前に寄せて、包んだ鳥を
  奥に入れて、乾いたココナッツを燃やします。
  長い時間ほど良いそうで、今回は8時間ほど
  でした。




出来上がりました。
夕食はワヤンさん家族と一緒です。
カディさんが始めてこの料理を作ったのは
高校生だそうで、お母さんは料理上手な人だと
ワヤンさんが教えてくれました。誰もが作れる
料理ではないそうです。




肉はとても柔らかく、バリ島風味の香辛料も強くなく、
辛さも少なめにしてくれました。
皆さんと美味しくいただきました。



  

   
  



Dukuk Village Homestay でバリ料理を習う

2016年07月05日 | BALINESE LIFE
Homestay ではバリ料理のクラスがあり、奥様が
教えてくれます。9時から始まり、約2時間で
5品が出来上がりました。
私は辛いのが苦手なので、控えめにお願いしました。

共通する調味料を刻みます。全てを4等分にしていました。




1品目 タピオカ
長いものようなタピオカとココナッツをすり下ろします。






ブラウンシュガーを少し入れて、よくこねます。


小さなお団子に丸め約7分ほど揚げて、出来上がり。




2品目 ブロックデルコーン
生のとうもろこしを削ぎます。バリの人はナイフを
反対向きの手前から使います。


石うすで潰します。


塩を少し、卵2個を加えてよく混ぜて、スプーンですくって
揚げます。




3品目 クンターン
調味料を石うすで潰し、ボイルしたポテトを加えて
潰し他の容器に移します。




チリを刻んで潰し、トマトを加えて潰します。
塩を少しと卵2個を加えてよく混ぜて、スプーンですくって
揚げます。




4品目 チキンカレー
鶏肉をボイルします。


湯を少し捨て、調味料を加えて火にかけます。


すり下ろしたココナッツから搾った汁を加えます。


出来上がりました。


5品目 ピンダン
燻製か塩漬けにした魚を揚げるだけのシンプルな料理です。






オーナーのお母さんが作ったココナッツオイルで
揚げています。


キッチンは別棟で独立しています。



お料理の名前は聞き取った音をそのまま書いています。
ここでは日常的に作るお料理だそうです。
朝のうちに一日分の料理を作り、個々それぞれが
お腹が空いたら食べるので食卓を囲む習慣がありません。
が、レッスンの後は手伝ってくれたスタッフの
皆さんと共に頂きました。











バリ島。家作りのレポート 19

2016年06月21日 | BALINESE LIFE
隣のたんぼに建てはじめた家はこちら側が裏になります。
散歩がてら表側を見に行きました。
既にあるロスメンと地続きに広げています。池を無くして、
前面にはプールを作っていました。

たんぼとの境には壁をブロックで作っています。



壁や柱の石貼


プールを掘っています。



工事はまだまだかかりそうです。


幼稚園の発表会

2016年06月06日 | BALINESE LIFE
先週、ロスメンの長男夫婦の息子、タケシ君の
幼稚園で発表会がありました。
数ヶ月前からガムランの練習をしていました。
毎日毎日飽きずにメロディーを奏でています。
当日は友人二人がロスメンに早めに訪れて
お化粧と着付けをしていました。お化粧と
着付けをしてくれる人は現役の踊り手さんです。
本格的な化粧と衣装です。




衣装はスカワティから借りるそうです。












サッカー場隣にある、バンジャール所有の劇場が
舞台です。
一階が幼稚園になっています。




11時に始まって、タケシ君は3場面の役があり、衣装
替えにお母さんは大忙しでした






全員集合で観客にご挨拶です。


楽しい一日でした。
ウブドの中心にある幼稚園だからでしょうか、普段使われている劇場で本格的な衣装を纏い踊ります。
小さな頃から芸能は身近な存在のようです。
タケシ君はガムランのクンダンを夢中に叩いていた時期もあり、御輿のバデをいくつも作っていた時もありました。
自然に文化を吸収していくのでしょう。