カディさんにしばらくロスメンを留守にしますと
話しをしたら、最後の夕食にスモークチキンを
作ってくれました。
朝から準備が始まりました。
1. 包み込む葉を綺麗に洗って乾かします。
2. 鳥を流水で綺麗に洗います。
スモークチキン用の鳥は特別らしく、王宮近くの市場で
前日に頼んでおいて買いました。
3. 鳥の下準備をします。
コショウ、塩、ココナッツオイルを揉み込みます。
関節を外して柔らかくしてしばらく置き、
水分を抜きます。
4. 調味料 Bumbu の準備をします。( インドネシア語 )
お皿の真ん中に jahe, 左に isen、その上に cekeh,
右隣は kunit。後は時計回りに
cabe lombok 2ヶ, cabe kecil 3ヶ,
bawah merah 7ヶ, bawah putih 1房,
表側をきれいにして刻み、石臼で潰します。
isen
jahe, kunyit, cekeh を足します。
cabe lombok 刻んで入れます。
cabe kecil ( 小さな唐辛子で大きな唐辛子よりも辛い )
bawah putih ( ニンニク ), bawah merah ( 赤玉ねぎ )
クミリー
表側は茶色で中身は白。潰すと多少の油が出ます。
merica hitam ( 黒コショウ) と
merica putih ( 白コショウ )
オリジナルココナッツオイル、 masako ( 味の素? ) 、
garam, palm sugar, ebi secukupaya を加えて
良く潰します。
香辛料の分量などで各家庭の味が決まるそうです。
5. 下準備の後、水分が抜けた鳥に潰した香辛料を
少し残して、詰めます。
ダウンサラームの葉を最後に入れます。
6. 鳥を折り曲げて、乾かした葉で包みます。
7. バリ島の家庭の一般的なかまどで燻製にします。
かまどの灰を手前に寄せて、包んだ鳥を
奥に入れて、乾いたココナッツを燃やします。
長い時間ほど良いそうで、今回は8時間ほど
でした。
出来上がりました。
夕食はワヤンさん家族と一緒です。
カディさんが始めてこの料理を作ったのは
高校生だそうで、お母さんは料理上手な人だと
ワヤンさんが教えてくれました。誰もが作れる
料理ではないそうです。
肉はとても柔らかく、バリ島風味の香辛料も強くなく、
辛さも少なめにしてくれました。
皆さんと美味しくいただきました。