イカットの島 / バリ島に暮す / 風に吹かれながら

バリ島ウブドの小路は手工芸にあふれています。バリヒンドゥーの信仰に息づく暮らしに触れながら手織りの時を楽しみたい。

Back-strap Loom で織る 経浮織り-B 経浮織りの手順

2016年03月15日 | 腰機 Back tension loom / in Bali / 2016年
ネットで見つけたブログを手本に自己流で織っています。
試行錯誤の繰り返しでした。
織り始め。
まずは今までの"上糸が上"の時の経浮織りです。
浮織り以外は横縞になりました。


ブログの作品を見ると地糸 (茶) にも模様がありました。
色糸と反転する模様です。
でも、浮きの糸をすくうのが平織りの往復の
どこでなのか分からず、地糸の模様がうまく出ません。


模様を図式化してみて、理解が進みました。


経浮織りの手順 ( 右端2列のカラーが基準です )
1. "上糸が上"からスタートします。
下の糸の茶を図のようにすくいます。




2列目。下の糸の色糸を図のようにすくいます。


図の模様の全てをすくいます。


2. すくった棒を中筒に添わせ、"上糸が上"と同じ
開口にします。




刀杼を差し込み、立てて、右側から板杼を通します。


3. 浮き棒と刀杼を外します。
下糸ソウコウを持ち上げ、中筒のきわに刀杼を
当てると"下糸が上"の開口が開き易くなります。


刀杼を差し込み、軽くはたきます。




刀杼を立てて、左側から板杼を通します。


4. 刀杼を抜き、下糸ソウコウを中筒に添わせ"上糸が上"の
開口をします。刀杼を差し込み、軽くはたきます。




平織り一往復が終わり、浮織り1が済みました。

5. "上糸が上"で下の糸を図のようにすくいます。








すくった棒を中筒に添わせ、"上糸が上"と同じ開口にします。


6. 下糸ソウコウを持ち上げ、開口し、刀杼を差し込み
板杼を左側から通します。


浮織り2が済みました。

7. "上糸が上"で下の糸を図のようにすくいます。




刀杼を差し込み、立てて、板杼を右側から通します。


浮織り3が済みました。

8. 下糸ソウコウを持ち上げ"下糸を上"にします。
ここで色を反転させます。
下の糸を図のようにすくいます。










下糸ソウコウを持ち上げて、再度開口してから
すくった棒をソウコウに添わせて同じ開口にします。
刀杼を差し込み、立てて、板杼を左側から通します。






9. 下糸ソウコウを中筒に添わせて"上糸が上"の
開口にします。刀杼を差し込み、立てて、
板杼を右端から通して平織りです。


浮織り4が済みました。

10. 下糸ソウコウを持ち上げて"下糸が上"の開口にし、
刀杼を差し込み、軽くはたき、立てて開口を確保します。
下の糸を図のようにすくいます。


すくった棒を下糸ソウコウに添わせて同じ開口にします。
差し込んだ刀杼を立てて、板杼を左側から通します。


11. "上糸が上"の開口にして、板杼を右側から通して
平織りです。


浮織り5が済みました。

12. 下糸ソウコウを持ち上げて、"下糸が上"の開口に
して浮き糸をすくいます。


板杼を左側から通して平織りです。


浮織り6が済み、5往復 (10回) しました。
ここで模様が終わり、浮織り1の始めに戻ります。

13. "上糸が上"の開口にします。
ここで色が反転します。
同じように下の糸をすくっていきます。



気づいた点
○ すくう棒は編み棒の片側を取り外したのを使っています。
少し長めの方が抜けなくて良いです。
○ 下の糸をすくう時に気をつけたいのは下の残った
糸の綾と数を確認する作業です。


○ すくう糸を間違えた時、逆にすくい直すと大変です。
両端の糸を持ち上げて、開口に刀杼を通すと簡単です。





とても長くなりましたが、忘れないうちに
書き留めました。








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