イカットの島 / バリ島に暮す / 風に吹かれながら

バリ島ウブドの小路は手工芸にあふれています。バリヒンドゥーの信仰に息づく暮らしに触れながら手織りの時を楽しみたい。

腰機(弥生原始機)輪状式の整経

2022年06月18日 | 腰機(弥生原始機)輪状式 / in Yamato / 2022年
6年ぶりの腰機で迷いながらの整経です。
以前、自分で書いたものを見ながらやってみましたが、分かりにくい所もあり、図は書き直しました。




織りの企画
織り幅 12cm、 長さ 145cm
下糸 タテ縞で茶色と青色
上糸 青色

1. 定規に経糸を巻きつけ、1cm幅の本数を調べます。
1cm=7本



2. 机に万力を止める位置を決めます。
(長さ145cmの半分)
左端(手元側で布送具)と右端(先端の固定側で経送具)の
棒にメジャーをぐるっと1周して145cmで測ります。



3. 左端と右端の棒の間に4本の棒を立てます。
写真は左側から左端の棒、スタート棒、下糸棒、上糸棒、
出し棒。
後ろは使う綿糸2色と下糸棒・上糸棒の仮り棒と中筒。
幅出し棒は織り幅を一定にするため、筬の代用です。タイ北部のカレン族の動画から参考、ネーミングは私案。



4. セットした棒に経糸を回します。
上糸と下糸の2本取りで行うので、1周で2本。
1cm幅7本に織り幅12cmをかけて84本、
84本の半分の42周が必要数。

5. 整経スタート
1 ) スタート棒に下糸(茶色)上糸(青色)をしっかりと
結びます。2本の間に指を入れ、糸が交差しないように注意します
スタート棒の次が下糸棒なので、下糸が上に、上糸は下に。
2) 下糸棒の後ろに下糸(茶色)を通します。
上糸(青色)はまっすぐ。



3) 上糸棒の後ろに上糸(青色)を通します。
下糸(茶色)はまっすぐ。
この2本の棒の間に下糸と上糸が交差して綾が出来ます。





4) 幅出し棒に巻きつけます。下糸(茶色)を上に、2本一緒に手前から棒に巻きつけます



5) 右端の棒を回り、そのまま左端の棒へ回します。

6) 最初のスタート棒に巻きつけて1周目。下糸を上に、2本一緒手前から巻きつけます。これのくり返しです。





7) 下糸は2色でタテ縞にします。
色替えはスタート棒でします。
写真は青色から茶色に替えるところ。
スタート棒に青色(茶色)を結び、替える茶色(青色)を
結びます。もう1本はそのまま。
今回は3本の青色の縞になるように色を替えてみました。


42周回して、整経が終わりました。





最新の画像もっと見る