イカットの島 / バリ島に暮す / 風に吹かれながら

バリ島ウブドの小路は手工芸にあふれています。バリヒンドゥーの信仰に息づく暮らしに触れながら手織りの時を楽しみたい。

国って何?

2014年03月30日 | 暮し
       写真  病院近くの経王寺にて

3月、ある国の一部の土地がある国に併合されたことを
目の当たりにしました。驚くほどあっけなく。

市民として成熟し、国という枠で、違いを認め、互いを尊重し、
武力で傷つけないセーフティーネットを多くのひとびとが知恵を
出し合い構築し、努力してきているはずなのに。
詳しい歴史の流れはわかりませんが、国家間での異なる主張は
国際社会のルールを守り調整されるべきではないでしょうか。

土地と人と権力による国の枠組みとは何を意味するのでしょうか。
考えてしまいます。武力により国境を守ってきた過去に戻るのか
それともあらたな基準を持つルールが必要になってきたのでしょうか。

民族はより内向きに、経済はよりグローバルに膨らむ中、
大国は力を得てどこに向かおうとしているのでしょう。
その力と冨は地球にとって公正で有益なのでしょうか。

この近代社会で武力をバックに押し通した事実に
やるせなさを味わいました。




 春を探して 神田川沿い
    3月22日
   3月28日 

 まだ寒くネックウォーマーを編みました
   


病院とのおつきあい

2014年03月12日 | 暮し
      写真  カメラ入れのポーチ


再び日本での滞在が長引きそうです。

私と病院とのつきあいは長く、第4子誕生の25年前から始まり、
子供たちと両親含めてたくさんの病院で入院介助の経験をしました。

30代の子育て真っ最中に出会った、入院生活を余議なくされるたくさんの
難病の子どもたちの現実。そして支えるお母さんたちと知りえたこと。
子どもが退院できたその日の風景が私の生き方の原点かもしれません。
福祉環境を見聞きし少しでも声を上げ、そして支えあえる社会に
しくみとして何が出来るか提案し、微力ながら実行してきました。


数年前に全ての活動を停止し、バリ島への移住を実行しました。
日本での仮住まいの今、不思議なことに原点でもある25年前の同じ
病院の道を再び歩いています。

時間はあり、手編みのひと時を楽しんでいます。

松編みのポーチ