イカットの島 / バリ島に暮す / 風に吹かれながら

バリ島ウブドの小路は手工芸にあふれています。バリヒンドゥーの信仰に息づく暮らしに触れながら手織りの時を楽しみたい。

部屋の模様替え

2016年04月27日 | 暮し
風邪をひいて数日間寝込んだ時に腰が痛くなりました。
以前からマットレスが柔らかく、腰が沈み込み
安眠出来ません。思いきってスプリングのマットを
購入しました。こちらではスポンジが多いのですが
ギリチャリックのスプリングマットが調子が良く
購入先を聞きました。シドゥメンからの帰り道、
ギャナールにあるお店に立ち寄って買いました。

ところが部屋の中階段が狭く、入れる事が出来ません。
今、使っているサイズと同じなのに何故。
スポンジなので折り曲げて入れたそうです。
家具屋さんにお願いして、ベッドの台を解体して
もらい下の部屋に移してもらいました。

かやも移動しました。
こちらではかやは必需品です。バリ島のかやの
多くは丸い形で、ベッドのサイズに比べて小さく、
マットレスにくっつきます。
四角の形を日本で購入して使っています。
ベッドよりも少し大きめのサイズです。
竹4本で取り付けました。




腰機の場所も上の階段脇のレンガの隙間に
ひもを通して織っています。


部屋の片すみに小さなキッチンを付けてもらって
います。細々した物を入れるスペースがなく、
今まではテーブルに置いていました。
机に棚がついているのが欲しくて、何軒か
オーダーメードの家具屋さんを見て回りました。
注文量が多いホテルなどの発注と違い、1点物は
値段が高くなる中、ロスメンのカディさんが良い
家具屋さんを見つけてくれました。
デザイン画を渡してお願いしました。
3週間ほどで出来上がりました。

今度はバリスタイルのドアが狭くて、部屋に入れ
られません。私の寸法ミスでした。
翌日、職人さんが道具を持ってきて
バルコニーで直してくれました。


のみを使い、割くように幅を1センチほど縮めました。






無事に納まりました。
イメージ通りで気にいりました。カディさんからの発注に
してくれて、かなりディスカウントしてくれました。




Cakra Bali Furniture
JL. Raya Mas, Ubud Gianyar
Tel / 0361-972509
Email / cakra.bali@yahoo.co.id
チーク材、天板サイズ 100×60
RP.2500000 ( 約25000円 )
手直し代は RP.50000 でした。

久しぶりの大掛かりな模様替えで
数日間は掃除に追われました。

生活空間が変わり、日中は上で過ごす事が
多くなりました。
これで落ち着いて機に向かえます。


Back-strap Loom で織る 10作目 / 経浮織り-D

2016年04月20日 | 腰機 Back tension loom / in Bali / 2016年
腰機 ( 無機台腰機 / 輪状式原始機 ) でセンターに
経浮織りを入れながら織りました。
両端は色糸をランダムに入れてみました。
始めて毛糸を使います。

友人から頂いたイロイロな色合いの
毛糸を上糸と下糸の色を変えて
ランダムに結びました。


色鮮やかな整経になりました。


毛糸は互いにくっつき合い、綾が離れず
開口に手間取りました。
間違えて元に戻すのにもやっかいです。
幅出しコイルも絡み付いて動かせない
ので外しました。
少し織り進んだところ。


中筒の上を通る上糸と下糸ソウコウの下糸との
綾を取っています。


指で弾くと綾がはずれ易くなります。


下のピンク色をすくっています。




所々、数本の毛糸を差し込み、
緯糸の太さを変えてみました。


今日からつれあいの誕生日のお祝いをかねて
シドゥメンに小旅行です。
ベッドの台に万力を止めて、続きを織っています。
腰機は持ち運びが手軽でどこでも
織りが楽しめるのが魅力です。


いつもの GIRI CARIK の、いつもの部屋に泊まり、
いつもの風景に癒されています。


織り始めと終わりはヘムステッチでかがりました。










その後に別糸で巻き込んでいます。












残りは三つ編みにしました。


織り上がりました。








Back-strap Loom で織る 9作目 / 経浮織り-C

2016年04月17日 | 腰機 Back tension loom / in Bali / 2016年
脇腹の痛みも和らいだ頃に風邪をひきました。
久しぶりの風邪で1週間ほど気力が出ませんでした。
やっと、腰機に向かう元気が出て、テガラランからの
続きを織り終えました。


次の浮織りはセンターにモチーフを入れてみました。
整経のスタートは地糸 ( 同じ色 ) の2本どりです。
下糸の棒にかけます。


上糸の棒にかけます。


幅出しコイルに下糸、上糸と回します。


地糸で4周終えたところです。


スタートの棒で結んで色を終えます。
次のモチーフの色を結び、続けます。


色糸の整経の図とモチーフ


整経
90周 ( 1㎝=約12周 )の半分で45周 ( 上糸と下糸の2本どり )
輪の長さ 130㎝
出来上がりの実寸
織り幅 7.5㎝
長さ  32㎝( ふさ分2㎝含む )

機に移します。
下糸ソウコウを作る前に上糸と下糸が間違って
いないか綾を寄せて確認します。


始めは黒糸をモチーフに考えて下糸にしましたが、
織ってみると両端の色あいとしっくりしません。
上糸の茶色をモチーフにしました。
黒色が上の時に下の茶色をすくい、
経浮織りのモチーフを入れます。




下糸ソウコウを持ち上げ、すくった経糸も同時に
持ち上げて、同じ開口にします。


平織りを一回。


閉口してはたきます。


織り上がりました。
モチーフを変えて3枚にしました。
ミニレストランのミニマットが古く
なりましたので交換用です。


裏側






エンディングノートの準備

2016年04月10日 | 暮し
約2年間の長期入院後、母が94歳で亡くなりました。
自宅での葬儀でした。
80歳代から幾度かの病院の入退院や
介護施設の転居が始まりました。
本人の意思が及ばない状況の中で私たち娘が
少しづつ、身辺の整理を進めていました。
執着の少ない人でしたのでこだわりがなく、
笑顔が素敵で病室でも施設でも周辺の方々を
癒す存在でした。
良き人生だったと思います。

一人の一生には少なからず、様々な事柄とのご縁があります。
どこで、どういう死を迎え、そして意思を伝えられない時に
最後を誰に託すのか考えるきっかけとなりました。

周囲の方々が惑わぬようエンディングノートの準備を
始める事にしました。
バリ島での葬儀やもし日本での場合など二通り考えて、
今の思いをまとめ、1年ごとに見直していこうと思います。

まずは項目の洗いだしです。
○ 4月ごとに更新
○ 本人の本籍地、バリ島の現住所、住民票住所
○ 連絡先     兄弟姉妹、子供たち、友人
○ 書類関連    パスポート、KITAS、年金、
          海外旅行保険、国保、銀行
○ パソコン関連  様々なID パスワード、ブログ等

○ すぐに必要な連絡先
  病院、領事館、葬儀社 ( バリ島、日本 )
  
○ 終末期医療における意思表示書の提示
○ 物品の処理
○ 葬儀の希望 ( バリ島、日本 )

現在はこのように考えています。

母の好きな観音様







小さな手編み 20 ショルダー型のグラニーバッグ 

2016年04月07日 | 小さな手編み
テガラランで過ごしている時に連絡が入り、
急きょ日本に帰っていました。
家族葬も終わり、実家の大掃除中に脇腹を痛めて
長座がつらい状態なので腰機は少しお休みです。

グラニーバッグは容量がタップリなのでとても
便利です。もうひとつショルダータイプで
編んでみました。

簡単な編み図
底の部分は四角で編みます。


側面は一辺の真ん中を減目しながら
適当な長さまで編みます。

立ち上がりの編み方。
一段の編み終わりは立ち上がりの鎖編み
3目の頭に引き抜き編み




続けて2目を引き抜き編み
立ち上がりの鎖編み3目


続けて長編み1目と鎖編み2目、長編み2目で
角を編みます。


底が終わり、側面に入ります。
一辺の中央に印しを付けて、両端の4目を飛ばして長編みです。




側面の最後の段の角はひもを続けるので
鎖編み2目の代わりに長編み2目にします。


続けて鎖編みでひもを編みます。


鎖編みのひもの両端は2段の細編みでしっかりさせます。


細編み2段の外側


内側


編み終わりました。