イカットの島 / バリ島に暮す / 風に吹かれながら

バリ島ウブドの小路は手工芸にあふれています。バリヒンドゥーの信仰に息づく暮らしに触れながら手織りの時を楽しみたい。

イカットのサロンで作る甚平 2枚目

2016年01月31日 | ハンドメイド
シドゥメンでイカットを買いました。
ソンケットのようなモチーフで
花柄の多色使いです。
ディスカウウントしてくれて、1枚 RP.150,000 でした。
これで2枚目の甚平を作りました。





前回のは少し前合わせがきつかったので、前身ごろの
幅を少し多くしてみました。
修正した裁ち方の図




  (後記 裁ち方の図に間違いと修正がありました)


袖の部分の作り方
先に袖口を三つ折りにしておきます。
布を中表にして二ツに折り、袖下を縫います。


縫い代1.5cmを残して余分な布を切ります。


縫い代は前側に倒して、折り伏せ縫いをします。


袖口の三つ折りにまつり縫いをします。
袖が出来ました。


前回間違えた部分です。
衿をつける前に身ごろの端を縫っておきます。
衿は身ごろの端まで縫います。


衿の縫い代1cmを折り、中表にして二ツ折りにします。
折り山から1cm離して縫います。


折り山を折り、表に返します。




縫い終わりました。
衿の角度が難しく、前身ごろのつま下が
短めになりました。




次は男物の甚平を作ります。

バリ島。家作りのレポート 16

2016年01月30日 | BALINESE LIFE
シドゥメンから戻ってきたら、瓦葺の工事が
始まっていました。
屋根下地の骨組みに直接、屋根瓦をのせています。


棟瓦をのせる前にモルタルを塗りこんでいます。


瓦の形にもイロイロあります。ロスメンの屋根は
真っ直ぐにのせるタイプです。


お隣りは互い違いにのせるタイプです。


棟飾りが取り付けられました。


近所の屋根の棟飾り





ムンチャン村を歩く

2016年01月22日 | BALINESE LIFE
ムンチャン村のイダバグースさん宅へおじゃましました。
いつもお嫁さんが沢山のご馳走を用意しています。


イダバグースさんのおばあちゃんの甥である
I GUSTI MANGKU ALIT さんが不思議な音色の
楽器を披露してくれました。
Genggong という名前で、バリアガの村
テガナンで作られるそうです。
結婚式や新年のお祝いの時に奏でると
聞きました。




Sago palm tree の古い枝から作るそうです。


この日は御婦人方が集まり、供物の器を作っていました。
私もいくつか教わりながら作りました。




ムンチャン村の主な場所を案内してくれました。
役場前


村長室


審議会場前の看板


女性だけの10ヶ条。村民としての行いが
イロイロと書かれています。


村の地図


歴代の村長さんの写真


村民憲章


集会場


スラットに向かう道沿いには切り出した石を
加工する工房が沢山あります。






バリ島のどこでも見かける小さな村です。
物に溢れてはいませんが、シンプルな暮らし
には心の穏やかさと豊かさが育つように
思います。


村落ユニット協同組合 ( KUD ) を訪れる。 

2016年01月22日 | BALINESE LIFE
ウブドから車で約2時間でシドゥメン村です。
タボラ地区のいつものギリチャリックに
泊まりました。
様々な育成時期が同時に見られるたんぼの
色合いは本当の絵画のようで飽きる事のない風景です。
手前が出穂期、田植え前と稲刈り前が隣り合っています。


滞在中に田植えと稲刈りが同時に始まりました。



以前、ムンチャン村のお米を買いたいとの話しから
協同組合的な組織がある事を知りました。
今回の目的は協同組合があるスラットを訪れる事です。

お米の産地のインドネシアですが、かつては
輸入米に頼っていました。政府が自給率を
上げる為に収穫量の多い品種の導入を決めました。
各地域に広げる為の組織がKUDです。
新品種米への誘導、肥料と農薬の供給、日常品サービスの
供給と流通、BRI ( インドネシア庶民銀行 ) からの
融資などが主なる役割でしょうか。日本の
農業協同組合と似ていると思います。
カラガッサム県内には8つのKUDがあります。

ムンチャン村と他の3つの大きな村で構成され
ているKOPERSI UNIT DESA SELAT ( KUD )に
イダバグースさんは加入しています。
1973年に設立。当初の加入金は RP.2,000 だった
そうで、現在は RP.10,000 です。
組合員は5300人で利益は分配されます。
KUDは政府の代行機関の性質のようです。
職員は80人、トップの給与はRP.3,500,000/月
で実質の仕事を担うマネージャーは
RP.7,000,000/月でトップの倍です。
融資担当者はRP.3,000,000/月で、
職員はRP.2,000 ,000です。一般的な月額の収入よりも
多少、多いようです。
年1回の組合員集会では報告や理事者側の継続
の議題もあるそうです。
組織図


銀行への預かり総額が6000万円で、これを運用しています。
インドネシア国内では優秀な組合らしく、沢山のカップや
賞状が飾られていました。


KUD SELAT が経営するお店


生活用品など様々な物が売られていました。




銀行も併設されていて組合員は他銀行よりも
安い利息で融資が受けられます。
BRI(インドネシア庶民銀行) のATM


精米所も併設されています。持ち込んで自分で
精米します。持ち込み量の10%が手数料です。


機械は日本製でした。






精米後のお米


建材のブロックも作っています。






お米は先にイダバグースさんが買っておいてくれました。
KUDのお米はブレンドされていて、品質が落ちるとの事で
ムンチャン村のお米でした。
25Kgで RP.250,000 です。ロスメンの家族へお土産です。





バリ島。家作りをレポート 15

2016年01月19日 | BALINESE LIFE
1階裏側の壁下地のレンガ積み。
明かり取りのガラス窓は直接レンガの上に
置いて積み重ねていました。


2階の壁下地。




壁下地にブロックもよく使われています。
ロスメン近くの工事中の家。




近頃見かける新しい建材です。
ビスマ通り沿いに建設中のホテル。




3階まで、ドア枠が固定されました。バリスタイルの
ドアです。壁下地の時にドア枠と窓枠は
はめ込むように仕上げていきます。


今日からシドゥメンです。レポートはちょっとお休みします。