イカットの島 / バリ島に暮す / 風に吹かれながら

バリ島ウブドの小路は手工芸にあふれています。バリヒンドゥーの信仰に息づく暮らしに触れながら手織りの時を楽しみたい。

マンゴスチンの効用

2014年11月19日 | 暮し
   写真  天日干ししているマンゴスチン、むいたばかりはとてもみずみずしい。


バリ島に戻ってから1週間ほど外出する機会が多かったのか、
右目の上と左ほほとお日様があたる前腕部に太陽アレルギーと思われる
湿疹が表れました。顔がほてり、むくみも少しあります。
ロスメンのカディ若奥さんが心配してくれて、医者に行くよう勧めます。
普段の化粧水はヘチマ水か桃の葉しかなく、炎症に良い薬の持ち合わせはなく、
太陽に当たらないようにしていました。そんな時、たまたまスーパーでマンゴスチンを
買いました。雨季の中旬の3月頃からが美味しいとの事ですが、12個で約700円でした。            

マンゴスチン(バリ島ではマンギス manggis)の食べた後の果皮を薬として使うと
カディさんからアドバイスがあり、早速インターネットで調べてみました。
果皮にはキサントンが多く含まれていて、感染症、皮膚疾患、抗炎症、抗酸化、
抗糖化、殺菌、解熱、消化器疾患、免疫力アップ、抗ウイルス、がん予防など
多くの作用・効用があると書かれています。

食した6個の後の果皮を試しに粗くちぎって、生のままで煮出してみました。
渋みが強く飲めませんでした。
茶こしで液をとり、冷蔵庫で冷やしながら荒れた肌に数日間続けて、パタパタとつけました。
顔の赤みが薄らぎ、湿疹も乾きはじめてきました。前腕部の赤いポチポチの湿疹は良くなりました。


生は渋かったので次は果皮を天日干ししてみました。
2日干した後、小鍋に約250ccの水を入れ2かけらほど入れます。
ワインレッド色に変わるまで弱火で数分、煮出しました。
渋みは無くお茶として飲めます。2回、煮出してみましたが色も出て、飲みやすいです。
 
 

マンゴスチンは「フルーツの女王」、カリブ諸島では「神の食事」とも言われています。果実は白く4〜8個入っています。
  

黒紫色した果皮は表側と裏側を交互に干しました。干すと皮は固くなりますので、生の時に小さくちぎっておくと良いです。
  

マンゴスチンを干しているとロスメンのマデさんがお茶の作り方を教えてくれました。
小鍋に入れ、弱火で煮出します。色が変わり始めて数分したら出来上がりです。
  

綺麗なワインレッド色です。
 







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