イカットの島 / バリ島に暮す / 風に吹かれながら

バリ島ウブドの小路は手工芸にあふれています。バリヒンドゥーの信仰に息づく暮らしに触れながら手織りの時を楽しみたい。

シンプルな暮らし

2015年01月15日 | 暮し
しばらく体調を崩していて、機に向かうエネルギーが出ない間、織った布で斜め掛けバッグを手縫いしました。
ジャワ島の手紡ぎ布を本体にし、ブータンの経浮織りを蓋にしました。肩紐は骨董市でメーター売りをしていた平打紐を付けてみました。



骨董市の紹介 (骨董、古民具、着物が多いです)
開催日 毎月28日 川越成田不動尊蚤の市
場所  成田山川越別院


ゆったりとした暮らしのリズムが定まりつつあります。
日の出の明るさと鳥のさえずりで目がさめます。
4階のミニレストランかバルコニーで朝食を頂き、食後にマンゴスチン茶を煮出して一息いれたら写経を始めます。
母は病気や受験、お産など子供や孫達への願いを込めて、般若心経を筆で書き、近くの観音様に納めていました。74歳まで父の診療所を手伝い、良妻賢母の典型のような母で、寝るのはいつも深夜でした。いつ書く時間があるのかと思うほど忙しい母でしたが良く書いていました。私もバリ島で過ごす時には写経をしたいと思い、習字の用具を母からもらいました。マントラを唱え、健康、平安、静寂を願って書きます。毎日の行です。



軽い昼食をとり、午後は織りの時間です。
日が沈み、夕食の支度をして二人で頂きます。時にはヨガをしてから、シャワーを浴びます。テレビは見ないので置いてありません。部屋に住む数匹のヤモリの生態を観察するのが結構楽しいです。縄張りがあって時には攻撃もします。日が沈むと周辺はたんぼと何軒かのロスメンだけなので、明かりは少なく7時を過ぎるととても静かです。ロスメンの子供たちの声が聞こえるぐらいです。たっぷりと読書をして、充実した一日だったと感謝をして休みます。
シンプルな毎日です。