日々乃家日誌 まにまに・てい子の日々の発見

母まにまにが娘てい子と始めた、日々の発見を綴るブログです。

暑い夜の夢

2021年07月31日 | 苦しむ人とともにあること

 夢の中で大泉洋が演じる売れない映画監督が夫だった。どうしようもない夫で、もうあまり会話もないんだけど、最新作は(売れないけど)悪くなかった。「〜ちゃん、あれ、よかったよ」と若い頃のハルヒさんが私の頭越しに言って、はっとした。


 それは私が言いたかったんだ。


 夫である大泉洋は向かいの建物でそれを観たらしい人に向かって、一礼した。

私や家族を両脇に置いて一緒にお礼のお辞儀をした。


 打ち上げの席に紛れ込んでいた私に夫は気がついているのかいないのか。賑やかな席で私と彼の間には静かな無音の空気が流れている。敵対的ではないけれど、そこには痛みの気配がある。


 お店の店員さんが食べていない私を気遣って「胃ですか?鍋のスープだけ味噌割りにするといいよ」という。とろっと白濁したスープをお猪口に入れて口にする。


 暑くて水に入りたい。


 一言も言葉を交わしていない夫と、何かが確かにつながっているのを感じる。それを終わらせなくては、そして離れたところから応援しよう、と私は思っている。

 

 大泉洋の姿をしているとよくわかる。


 ダメな部分って、別にダメでも不要でもない。


 人間でしかない本体の身の部分だってことを。











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「無心と悟りの関係は?」

2021年07月30日 | 無心

という質問に答えて。


「無心というのは尿路結石が溶けて

おしっこで流れて無くなったもの。」


「悟りはふたつ。


尿路結石は自分で作ってると気がつくこと。


もう石ができなくなること。」



(……師!!)






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ダメージ

2021年07月29日 | 日記

全く油断していた

なんの防御もしていなかった


コノホウガオマエニイイカラと

骨をポキンと折られた


私は笑ってた


大したことないと思ってた


その脳裏で


そんなことを言われた自分を恥じていた


されたことを、加害した側を

「正当化」しようとする心の働きも見えた


一人になってから泣いた


人といる時に時折ぼんやりした


忘れてないのに思い出せなかった


全体の整合性がうまくつかめなかった


統合できないので

断片を別立てで生きた


だから笑ってもいた


聞いてくれる人がいて初めて

ばらばらが少しまとまり

プロセスが進むようだった


駅のガラスに映る影を見て

自分が汚されたようで

これから帰る家族に申し訳なく感じた


死ねばいいのにと頭の中に響いた

いっそ刺せばいいのに、私を


いや


下腹ななめに15センチ

ざっくり深い傷


もうナイフは刺さっていた


それと、毒も



























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やられた

2021年07月27日 | 日記
傷が深いので

少しゆっくり過ごす






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会うことの中にあるもの

2021年07月24日 | 新しい日々

数年ぶりくらいだったんだけど、友だちの感触は変わってないのに、自分が変化してるのがわかった。

そういうところが、会う以外にはわかりようもないリアルの面白さだ。


もちろん全て変わってはいるんだろうけど、私から見えるものに限って言えば、自分の反応の仕方が変わっていた。


それは関係性の変化もあるかもしれないけれど、以前より自分が揺れないということのようだった。


シャドウのように「揺れる過去の私」が見えた。


友だちの現実的で思考寄りのアドバイスを丸ごと受けてどこかで密かに傷つくのではなく、今の私はそれをひとつの補助線として受け取る。


そしてまた


相手からの照り返しでぼんやり浮かび上がるものをそのまま心に留める。


何もかもを言葉にせず(この文章以外には)そのままそっと大切にして、祈る。


出会うこと、の有り難いこと。


交差する命がそれぞれらしく展開してゆくように。








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