日々乃家日誌 まにまに・てい子の日々の発見

母まにまにが娘てい子と始めた、日々の発見を綴るブログです。

発熱

2017年12月31日 | 苦しむ人とともにあること
知り合いの8つの息子さんが熱を出した。
お仕事でご多忙なお母さんがなんとか休める時に熱が出るのだそうだ。

お大事にね、一緒にいられるその時間もお大事に、と伝えた。

そろそろ熱は下がってきたかしら。
プリンとか食べたりしているかな。

その後今年最後の海を見に行って、そのことを思い出すでもなく考えていた。

もしも神様が願いを叶えてくれて、死んだ私を(死んだという設定で)生き返らせてくれたのだとしたらなんのために一番生きていたいだろうか。
生き返りたいだろうか。

それは多分発熱した子供のそばにいるためじゃないかな。

熱を下げるのも生きていくのもその子の力だったとしても、心細くて寂しい時に、ここにいるよって手を握れたら。

ああ、だったら家族の不調を悲しむのはおかしいわと思ったよ。
いや、悲しんではいないけど。
その意味を充分に自覚してなかった。

そこにいられるのは幸せなんだ。

私が死ぬほど望んで不調な家族のそばにいたとしてもおかしくないんだ。

早く通り抜けたいいやな時間ではなくて、最重要な局面なんだ。

さらにいっそう、ここにいるよって、手を握ろう。

そうできずにいる人の分までね。





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水面

2017年12月28日 | 苦しむ人とともにあること
苦しんで足掻いている人や落ち込んで沈んでいる人にどうしてあげればいいんだろうといつも思う。

最近思うのは、そのままのその人でいさせてあげることが必要な場合もあるかもしれないということ。

その人が苦しみをぎゅっと抱きしめている時にその指をこじ開けることがいいことなのかわからない。

その苦しみはその人の人生の大きなピースかもしれない。

決めつけずにどちらも視野に入れて、できることをする。

すぐそばで人の暖かさをふんわり毛布のように広げて。

必要そうな時には忘れてないよ、大丈夫?と声をかけて。

調子のよい時は普通に話しかけて。

ここにいるからね、と

明るい水面で待っていてあげる。

明るい水面に、なる。
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師走

2017年12月25日 | 日記
やろうと思ってたことはあるのに結局ソファで寝てしまった。

二つのことを同時にしようとすることは難しい。

自分を大事にすることと、自分がしたいことを大事にすること。

自分を大事にすることと、自分が大事にしたい人を大事にすること。

あ、二つじゃないか。

でもそんなことも全部、いろいろごちゃごちゃやりながら生きているからこそ、だね。

みなさま、忙しい年の瀬ですがどうぞおだやかにお過ごしください。

あんまりがんばりすぎないで。

自分にも優しくしてあげて。

そうしないと人にも優しくできないし

大丈夫、ちゃんとうまくいくから。

多分ね。

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wさん

2017年12月25日 | 出会った人たち
wさん、元気なのかしら。

しばらく会ってない。

こないだ近くで仕事だったから、wさんの職場をのぞいた。

あちこち見てもいないからちょっとすみませんがと聞いてみたら、今日はお休みですと言われた。

残念だったな。

私、夏が好きで夏服が好きで夏にはかなり薄着なんだけど、いつかの夏に「すっげー服」って言われたな。

私の薄着も中央路線から外れてるけど、その発言もやっぱり外れてるよね。

いや、外れてていいの。

野良で野生のwさん。

仲良しかって聞かれたらそうじゃないけど。
ああ、いるなー、と遠くから見て嬉しく思う。

ほら、私も野良だから。


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喜び

2017年12月24日 | 命について
幹事のマミさんのお手伝いをするために早めに会場についたら、ケイタリングも並べられすっかり忘年会の準備はできていた。
マイミちゃんとペットボトルの水とお茶を買い出しに行ったらもうすることはなくなってしまったので、早く着いたみんなでいつもの会議室の丸い卓を囲むように座り特になにをするでもなくのんびりしていた。
素晴らしくいい匂いのアロマを一緒に注文することにしたり、まだ時間あるねとか、お腹すいたねとか言いながら。

その後の忘年会もとても楽しかったけど、あの待ち時間がなんだかよかった。

骨からじわじわとうれしさがにじむように。

あれはあれだな、何をしたから、じゃないな。

自分がそのまま存在していたからだな。

ゆっくりリラックスして意識ははっきりして、だけどすぐそばにあたたかく人がいる。

そしたら何もする必要はないんだな。

それだけでちゃんと人は満たされていく。

人と一緒にいることって、言ったりしたりすることよりもその合間にある空間や間の方に強く意味が宿るみたい。

その無言の部分が気づくと強く発光している。

命が喜ぶ、そのままの強さで。


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