数年ぶりくらいだったんだけど、友だちの感触は変わってないのに、自分が変化してるのがわかった。
そういうところが、会う以外にはわかりようもないリアルの面白さだ。
もちろん全て変わってはいるんだろうけど、私から見えるものに限って言えば、自分の反応の仕方が変わっていた。
それは関係性の変化もあるかもしれないけれど、以前より自分が揺れないということのようだった。
シャドウのように「揺れる過去の私」が見えた。
友だちの現実的で思考寄りのアドバイスを丸ごと受けてどこかで密かに傷つくのではなく、今の私はそれをひとつの補助線として受け取る。
そしてまた
相手からの照り返しでぼんやり浮かび上がるものをそのまま心に留める。
何もかもを言葉にせず(この文章以外には)そのままそっと大切にして、祈る。
出会うこと、の有り難いこと。
交差する命がそれぞれらしく展開してゆくように。