日々乃家日誌 まにまに・てい子の日々の発見

母まにまにが娘てい子と始めた、日々の発見を綴るブログです。

Dialogue in Silence

2018年08月25日 | 日記
音のない世界を体験しに、子どもと遊びに行ってきた。

イヤーマフで耳を塞いでカーテンをくぐる。

12人の仲間といくつかの部屋をまわって冒険する。

影で遊んだりチーム対抗戦をしたり。

水のように空間を満たす、色とりどりの豊かな沈黙。

私、それを知ってる。
ある意味両生類だから。

音の世界に戻った時にはちょっと残念なくらいだった。

知らない人もいるだろう
そしたらとても新鮮だね。

ガイド役はさすがネイティブの流暢さだった。


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生きないと

2018年08月21日 | 命について
道端で動物がぺっちゃんこになっていた。

動物が好きだから、いっそそこまで平らだと少しほっとする。
もう苦しんでいるはずがないから。

生き物って泡みたいだなと思う。
一定の条件が揃って成り立っている現象で
ぱちんと弾けたらおしまい。

生きてるうちに、
生きないと。


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個と他者と

2018年08月16日 | 命について
個々のふるまいと
他者との関係は
ちょっと逆に見える

個を主体的に生きている時
人間は平和的になる
命の限りをきちんと表現していれば
暴力的支配的になる理由がない
群に馴染まず孤立するかのように見えても
自分で歩き出すと人は側面でつながっていく
めぐりあうお互いを喜びあい
何もコントロールしようとせずに
協働的に関わるようになる

個として生きる、が叶わぬ場合
重要な決定権を自分以外に委ねたとき
人間は抑圧され支配された分だけ
機会をうかがい力をふるいたくなる
空気のように群に溶け込むけれど
そのつながりを通じて自分の思いを遂げたくなる
集団の中でもお互いに競争しあい
その集団全体も同じようなふるまいになる

いい悪いではなく
そういう特性がある

でも

私たちに選択することができるなら

自分の望みも願いも
何かに託さず
誰かのせいにせず
自分で全うするんだ

それを任されて私たちは生まれたんだから








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アイス工場

2018年08月14日 | 日記
昔、ブルガリア人を連れて北海道を訪ねる出張をした。

牧場の搾乳施設はメリーゴーランドみたいに牛を乗せてゆっくり回るターンテーブルだった。

絞った生乳を殺菌したり調整したりする工程も興味深かった。

その後訪ねたアイス工場では、ベルトコンベアがぐるぐるまわって商品が箱詰めされるのを見学した。

まあお座りくださいと通された会議室に全商品が持ち込まれて、どんどん箱が開けられて次々とアイスが出てきた。

ひとくち食べて、美味しいです、と言うと、ああもうそんなの捨ててしまって、どうぞこちらもお試し下さい、と別のアイスを渡される。

(え、いや、そんな、捨てるなんてできないよ)

今度はこちらを、とまた別のアイス。

次々と、開けられる箱。

またアイス。

今まで一番、子どもに自慢できた話。












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2018年08月13日 | 日記
昨日、空気が変わった。

夏がゆっくり向きを変えて、来た方へ帰っていく。

暑くても、もう終わりの気配がする。

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