日々乃家日誌 まにまに・てい子の日々の発見

母まにまにが娘てい子と始めた、日々の発見を綴るブログです。

苦しみを抱きしめる

2019年06月30日 | 日記
ちょっととても辛いことがあって何をする力も出ないんだけれど、こういう時はどうすればいいんだっけ。

あんまりしないことだけれど、友だちや家族にも頼んで助けてもらった。

動ける時は動いて、動けない時はあきらめて寝込んだ。

本を開いて「苦しみに向き合い、苦しみと仲良くする」ということばを思い出した。

逃げない、争わない。

静かに座って向き合うと、苦しみはとても大きかった。

苦しみは重くて黒い塊、私を押し潰す鐘のように巨大な分銅、斜めに串刺しにする銛。

こころはくるくる回るネズミのように「何故」を探す。

怪我はないのに全身が痛い。

苦しみを捕まえて逃げないように抱いた。

しばらく、ここにいます。







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善性

2019年06月27日 | 命について
私が丁寧にお辞儀をすると

有象無象の世界の束をくぐり抜け

よく慣れた忠実な猟犬のように

光り輝く良きものが現れる

辛く悲しい苦しみの中に

折れた骨、砕けたガラスをくぐり

四方八方からそれがやってくる

なぜこんなにも苦しみが多く大きいのか

そんな問いすら凌駕するように

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瑪瑙

2019年06月27日 | 出会った人たち
久しぶりにメッセージが入ったから公園を抜けてノブコさんちに走っていった。

魅力的で人気者な年上のご近所さんは、子どもたちが幼稚園のかわいくばかげたドングリ帽子とベビーカーの頃に知り合った。

それ以来、おいしいものが手に入ると公園を行ったり来たりして交換している。もっともおいしいものはもらうばかりで、私はせめてものお返しだけど。

今回のおいしいものはノブコさんの北海道旅行のお土産、本場利尻のとろろ昆布。
お返しには葉山ステーションで買ったルッコラと人参とキュウリを持っていった。

あなたね、とノブコさんは言った。
広い海岸で瑪瑙を拾ったの。タクシーの運転手さんに教わったから見つけられたのよ。
石に混じっている人間の歯みたいなのを探すの。
夫といくつか拾って娘のところの人数分はよけたから、あなたの家の人数分お待ちなさい。
ハンドバッグかなんかに入れて、いいことがあるように。
守ってもらえるように。
あなたたちがしあわせになるように。

そんなに大事な貴重なものを、と思ったけれど、そんなに大事で貴重なものだから、受け取った。

何度打ちのめされても、こんな風にまたくりかえし愛される。

波のように。





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梅雨の午後

2019年06月24日 | 日記
息子と自転車で出かけて雨に降られた。
(予報通り)

5分ほど雨宿りして小降りになったところで帰って来た。

蒸していて汗ばんだけれど体の芯は冷えていたようで、帰って熱いシャワーを浴びたらほっとした。

その後少し昼寝をして起きたらなんだかもの寂しかったので、階下に降りておやつを食べた。

そこにいた誰かにちょっと声をかけ、猫を撫でてから電話を覗き込む。

一緒に住む動物たちがくっついて暮らすみたいに暮らそう。

少し散らかっていてもいいさ。

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True and Open Tree Theory 枝の先端

2019年06月23日 | 命について
言葉に限らない
空から色への結晶化
形にすること

例えば人のあり方
成長も回復も成熟も

芸術も表現も

組織のあり方
経営でも
なんでも

うそがないこと
正直であること
真摯であること



真理

知らないということ
開かれていること
可能性にたいして
委ねること
守らずに
差し出す

フレッシュなヒフを晒す
vulnerableであること
ドライブを手放す
湧き出るものを自由にする
干渉しない

一方で注視する
エネルギーを注力する
空間と時間を与える
辛抱強くそこに立つ
立ち続ける

愛と信頼と祈りとともに

そうすることでしか伸びていかない
出現しない

True and Open Tree Theory



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