日々乃家日誌 まにまに・てい子の日々の発見

母まにまにが娘てい子と始めた、日々の発見を綴るブログです。

最初の数日 〔第1ラウンド 4月〕

2019年09月30日 | ホームスクール・ホームエデュケーション・不登校
四月。

何年ぶりかの学校から、娘は毎日違う様子で帰ってくる。

表情もなく疲れ果てて
ぷんぷん怒りながら
さめざめと涙を流して
妙にハイテンションで

昨日はどうしても甘いものが欲しいというので、一緒にコンビニに寄った。

赤いカゴを持って立ちつくす彼女は、どうしてもいつまでもどれにするのか決められない。

その糖分を使い尽くして欲しているのは脳だから、迷って選択するということもできないんだろう。

厳しい顔の彼女に、両方買ったら?と助け船を出した。

車の中で甘いパンをむしゃむしゃ食べて少し落ち着いて。

さあ、お家に帰ろう。

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「自己紹介作文」

2019年09月27日 | ホームスクール・ホームエデュケーション・不登校
運転しながら見える空は紫とピンクの夕暮れに小さな富士山のシルエット。

今日もいくつかの用事を済ませ子供たちと一緒に生活をした。

全身がはあ、とため息をつくようにしあわせ。

満ち足りた気持ちは生活の条件(不登校とか失業とか難病とか介護とか)とは関係ない。
私の在り方あるいは認知に由来する。
(主体性を発揮している、と言うこともできる)

私の中にある力が生き生きと表出し世界とダイナミックに出会う感触。
共に存在する喜び。
命が世界と踊るダンスの動きと流れの力強さ。

それは
夏にボートから冷たい流れに手を入れて楽しむこと。
飛行訓練するツバメの若者たちの喜びを見上げること。

自分の肌で直接世界に触れること。

攻撃されて必死に応戦していたら感じない。
それどころじゃないから。

隠れていたいくらい不安な時には感じない。
感覚が外に向かないから。

我慢しすぎていたら感じない。
辛すぎたら感じない。
感覚がマヒしているから。

人のことばかり気にしていたら感じない。
人のせいにしていたら感じない。
自分で自分をごまかしていたら感じない。
世界を見ないように避けているから。

守られすぎ干渉されすぎていたら感じない。
自分と世界の間に邪魔が入るから。

例えば親が子供にああしろこうしろそれはよくない学校へいけなどと言っていたら、子供は親に付き合ってあげたりうるさいと振り払うのが忙しくて世界と出会えない。

できることならば私は、まだ未熟な子供たちを致死的なダメージから守りつつ少しずつうまく世界に引き合わせたい。
子供自身が小さなところから世界と仲良くなっていくのを見守りたい。

それは育てるお仕事をしているものだけが見られる、特別なしあわせ。

私は大きく強くどこまでも明るく子らをみちびきたい。

ここまでおいで、と。

世界はでっかくてとっても素敵、と。

どんなに風変わりでもちっともかまわない。
その子なりの関わり方をみつけるまですぐそばで立ち合いたい。

大丈夫、私にもできた、お前にもできる。
その間そばにいるよ、と。

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大気圏再突入 〔第1ラウンド 4月〕

2019年09月26日 | ホームスクール・ホームエデュケーション・不登校
「おかあさん、いつか学校が楽しくなる?」

数年ぶりのお弁当を包みながら娘が聞いた。

うーん、どうかな。

「多分そういう風にはならないと思う。

学校が楽しいとか楽しくないとかじゃなくて、学校に行っている生活の中でのいろんなことが楽しかったり大変だったり、になるかな。

今生きてて楽しい!っていつもは思わないでしょ。

そんな風に」

一歩ずつ大切に、できることは全部準備してきた。

それでも。

慣れない環境に頭から突っ込んでいく。
大気圏再突入くらいの衝撃が、文字通り波のように襲いかかる。
超短期短期短中期中期長中期長期それぞれの波が。
全てが重なる最初が、一番大きい。
けれどそこだけ抜けたら安全というわけではない。

いろいろ言うけれど、本当はもうアドバイスはありません。

(例えばもしも続かなかったとしても)

生き延びれば、よし。

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Purpose

2019年09月25日 | 日記
 「私ができることの中で、私にとって、今、何をすることに一番意味があるだろうか」 

自らにそう問うのが重要だと、フレデリック・ラルーさんは言った(と聞いた)

 自分の人生の目的が何かではなくて、人生が自分を通して表現しようとしていることは何か。 

 Let your life speak. 

私も立ち止まって考えてみる。 

すぐに答えをつかまないで、耳を澄ませて。
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無心の虫

2019年09月24日 | 日記
蚊取り線香にいぶされながらぱたぱたうちわをあおいだ。

季節は秋なのに蒸し暑かったので戸を開け放して扇風機を回した。

迷い込む虫たち。

月に一度集まって学ぶ会。

場、流れ、ノット、バンドル。

全身で聴くように気配を感じている。

多分、たぶん

大切なのは言葉になっていないところ。




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