そのポスターの絵があまりにも好きだったので、Peatixで予約して三田キャンパス東館G-Labを訪れた。
チケットを提示しようと探していたら受付にいた天女が顔パスでと入れてくれた。
ここは以前さえずり姫の会があったところ。
今回は靴を脱ぎ座布団で座るしつらえになっていた。会場は二面を占めるスクリーンにぼんやりと照らされ、静謐な落ち着いた空間になっている。
岩崎恒夫の絵はどれも素晴らしく、ポーラ博士のうつくしい響きの日本語を音楽のように聞きながらぼんやりとそこに浸かっていた。
蓮の葉から細く滴り落ちる般若心経は確かに情緒の海を無心に誘っている。
天女以外にも無心研の仲間がいてうれしかったけれど、不思議なことにドアを開け入ってくる参加者も手伝っている学生らしい人もなんとなくどこかで会ったことのある知ってる人のような気がした。
少しぼおっとしながら会場を後にしたら傘を忘れたので取りに戻った。
トウキョウはその日しっとりとした雨模様。
