アンタッチャブルレコード

　週の真ん中を過ぎると来週の担当者ニュースだの、支部ホームページの一言を書かなきゃいかんのだな・・・と思い至り、あれこれ頭をひねる。いずれにしても土日はほとんど留守にするから、この３日でやることやらないと。何か終日生協づくしの毎日が続いているな。【イチロー 262安打いける！　米メディア予想】１シーズン安打記録２５７本を８４年ぶりに塗り替えるかと注目のマリナーズ：イチロー。今日も３安打で２１２本、いくら何でも無理と思っていたが、ひょっとしたらという気がしてきた。よく知られているようにメジャ－リーグでは１９４１年のテッド・ウィリアムス以来４割打者は出ていない。それ以前に４割打者が出たのは１９３０年を除けば１９２５年に遡る【～首位打者　年度別成績～】。ジョージ・シスラーによって記録が作られた１９２０年は４割打者が頻繁に出た時代で、ホームランバッター全盛の現代に記録更新に挑むこと自体、本当にすごいことだ。時代が違う、条件が違う。ではかつていた４割打者はなぜ消滅したのか、を進化論エッセイで有名なスティーブン・ジェイ・グールドは「突出した選手が出て全体のレベルが上がり、平均化し、さらに優れた選手が現れ、レベルが上がるという繰り返しで選手のバラツキがなくなってくる」という統計学の方法で説明する。スポーツの専門家に言わせればもっと説得力がある理論が可能かもしれないが、今のところグールド以上に説得力のある言い回しを聞いたことがない。アンタッチャブルレコードを持つシスラーが世を去ったのが１９７３年。その年に生を受けたイチローが大記録に挑む。毎日の外電に一喜一憂する日々がこれからも続きそうだ。