日日不穏日記gooブログ版

軍国主義の亡霊か、時代の深層に触れる旅か

 一週間の終わりはいつものごとくアートコーヒーで一服。密度が濃いって言うか、疲れるわ毎日。明日は朝から高速バスに乗って東京に行く。まぁ気分転換というにはいささか不穏な靖国神社へ行こうと決めていて、どういうわけかこのプランにカズヒロ君を含め3人で行こうという事になっている。「あんまり(前途多難・・・じゃなかった有望な人材を)変なところに連れて行かないほうが良いよ」と忠告するのはオレの靖国行きに“軍国主義の亡霊”を危惧するお袋の言葉だ。うん、オレもそう思う。今回で靖国に行くのは4回目。元々ここ十数年来、半年に一度のサイクルで東京まで出て行って神保町、新宿界隈の書店周りをしたりするのが至上の愉しみだったのが、98年に長野駅前に大型店の平安堂が出来、オンライン書店が広がってくるうちに都心の大型店に行っても、それほど買いたい本が見つからなくなり(そこまで専門的な本など読まないし)、だんだん目的が変わってきて、消費者団体主催のシンポジウムとか、と学会のトンデモ本大賞とか、都内の美術館やミュージアムを見に行くとかになってきてるのだ。で、最近欠かさず行ってるのが靖国神社なんである。とはいっても目的は<参拝>ではなく、フィールドワークで、境内を回った後、靖国の世界観を体現してる“戦争ミュージアム”の遊就館を見て回るというのが毎回のパターン。都心の中にある広大な敷地、何度行っても靖国というのは自分にとって異郷の地。その戦争観<大東亜戦争はアジア解放の聖戦>に同意することはいまだに出来ないけど、過去の“お国のために命を散らせた”国事殉難者=英霊を追悼したいという気持ちは抜き難くあるのだ(相矛盾する感情・・・)。初めて靖国に行ったのは2001年の7月20日(土)で、小泉内閣が発足して間もない頃。<8月15日の靖国参拝>(結局、13日に参拝した)をするか否かで騒がれてたわけで、意外と動機は周囲に流されてのものであったわけだな。いずれにせよ、今回は散策だけでなく、参拝もするつもり。無論、顕彰でもなく、ただ<理不尽な運命に若い命を散らせた英霊への追悼>というただ一つの目的のために・・・だ。ま、そういうハードな面の他に遊就館の名物、海軍カレーや海軍コーヒー。ここの売店で売ってるグッズとかは楽しみの一つだし、夕方には渋谷で飛びっきり旨い寿司を食べるという企画もあるわけで、それもあって今から行くのが本当に愉しみ。靖国へ行くのと軍国主義はリンクしないよ。ただ、時代の深層に触れるにはその奥底を感じることが必要ってだけであってさ。

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