日日不穏日記gooブログ版

飼料リサイクルの光と影

 昨日、「生活と自治」の最新号が届く。特集は「進む食品残さの飼料化」。コンビニ弁当の売れ残りから、家畜用の飼料を作るという“飼料リサイクル”について現場レポートがされていて実に興味深い。
 そうした上で、飼料リサイクルを自給率向上につなげて考えるのは本末転倒で、大量廃棄されている食品を減らすことが先決だし、より有効なのは「飼料米」を活用することであると書く。その辺は正論だと思うのだけれども、飼料リサイクルの安全性の問題点を弁当に使われている食品添加物や遺伝子組み換えのリスクの高さに結びつけるのは、どうかな、と思う。



 飼料リサイクルの問題点で大きいのは「BSEの反省として、むやみなリサイクルはリスクをともなう、ということもあります。廃棄されていた食肉の余りを肉骨粉に加工して飼料にするというのはリサイクルとしては立派なものでした。しかしこれがBSE蔓延の原因となったのです。リサイクルはすればよいというものではありません」(森羅情報サービス)ってこと。添加物や遺伝子組み換えのリスクを過剰に言い立てる物言いには、正直違和感を覚えるね。
 「エコフィールド(食品残さ飼料)を長期間食べた豚が病気にならないかどうかを実験して結果を公開し、まずは消費者の判断を仰ぐべき」という主張には納得できるんだけど。

 体重71.75kg 体脂肪率15.8%

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コメント一覧

haikyotansaku
http://blackshadow.seesaa.net/article/46080430.html
飼料リサイクルにはやはり問題はあると思いますよ。ただ、残飯を食べさせるわけではないので、それなりに安全性に気を配っているようですが、それでも“共食い”の要素は避けられないわけで、正直言えばやめるべきでしょうね。
 一日三食コンビニ弁当を食べれば、味付けや栄養バランスから、人でさえ、体調を壊す可能性はあるわけで、残飯を豚に食べさせれば異常が出るのは当たり前。それを添加物や遺伝子組み換えのリスクに結びつけるのは大いに疑問です。
 GM作物の作付けの拡大、バイオ燃料の拡大などから、NON・GM原料の確保は困難になる一方。正直言えば、GMの影の部分だけでなく、光の部分にももっと光が当てられるべきじゃないかって思うんですよ。開発がますます進み、かつての問題点は徐々に解決されつつあります。そういう状況下で、反対の旗振りだけでは、より困難な状況に追い込まれていくのは必至です。
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