日日不穏日記gooブログ版

古本コレクターの血が騒ぐ

 昨日の配達中にセンター長から電話。「高山村の民俗資料館で名札が落ちていたから受け取りに行くように」だと。ありゃ。先週、共済キャンペーンの最終盤で名札を付けて連日組合員訪問をしていたのだが、いつの間にか名札(ぶら下げるタイプ)の下の部分が取れて何かに引っかかってなくなってしまったのだ。そうか、民俗資料館であったか。何でこんなとこで落したかというと、この資料館の敷地が公園と隣接していてトイレがあるので配送中にもよく寄ったし、ちょうど資料館の前の道幅が広がっているので通行量の多い周囲の戸別訪問でよく車を止めたりしたから、ここで落ちていても不思議じゃない。配送を終えて、資料館に寄って、人の良さそうな受付の人と「珍しい苗字だねえ」という定番の話から、色々話しているうちに「小串鉱山の資料ってないですか」と聞いたら、さっそく出してもらったのが『小串鉱山史』(小串鉱山史編集委員会:編集/小串鉱山退山者同盟会=小串会:発行)という約190ページの本をコピーしたもの。閉山十周年記念誌と銘打ち、鉱山所の所長、須坂市長が序文を寄せるという文字通りの社史。歴史、四季、植物、行楽、方言、閉山に至る経緯にまで触れられている百科全書。親切にも資料館が閉鎖期間になる11月末まで貸し出していいとの申し出はありがたく受けさせてもらったが、「小串鉱山の資料を見せて欲しいって人、前にも来てねえ。この本借りてってしばらくしたら全ページコピーして返した時に、最近小串を撮ったってビデオも置いてったんだよ。それも見るかい?」「・・・・」他に小串に興味を持つ物好きがいたのか!ありがたく、そのビデオも借りていくことに。さてこのビデオ、ナレーションも何もなく、小串への道を淡々と映し出し、BGMが流されるだけの代物。とはいえ、天候の良い時に俺が行けなかった鉱山跡地や霧でよく見えなかった地蔵堂も時間をかけて撮られていて思わず見入ってしまう。撮影したのは俺が行った直後の10月初旬。しかし一体誰なのかね。小串鉱山に俺以外にこんなに興味持つなんざ、廃墟マニア・・・以外にありえないか、な。それにしても『鉱山史』の所在がわかった以上、出来れば古本欲しいもんだ。関係者以外にほとんど流通していないだろうレア本だから、ある種、軍艦島の“まぼろし”の資料集より見つかるのは難しそう。今週末、市内の古本屋を散策してみよう。

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