ひーさんの散歩道

道には、様々な歴史や文化が息づいている。
歴史に触れ風景に感動し忘れていた何かを探したい。

厳美渓~平泉

2008年02月06日 21時52分36秒 | 岩手県の散歩道
冬の厳美渓(げんびけい)に行ってきました。

観光客も少なく、名物の空飛ぶだんごの郭公だんごも店は閉じています。

それは、春になって、桜が咲いたらご紹介しましょうね。

磐井川の土手には、桜並木があるのです。  伊達政宗公のお手植えの貞山桜です。

政宗公はこんな言葉を残してます。

「東に松島 西に厳美 我が領土に 二大絶景あり」

それでは、厳美渓です。






奇岩怪石が2キロに及びます。珍しいのは、岩の上に甌穴(おうけつ)という自然に出来たくぼみがあります。
これは、小さなへこみに小石が入り、川の水流で小石がクルクル回りながら浸食を進め、やがて大きな穴になります。

詳しく春にでも・・・・・

実は今回の目的は、ここではなく、達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)です。

それでは、毘沙門堂に行って見ましょう。 と言いたいところですが・・・・・・・・

ここに伝わる伝説をまずは聞いていただきたい。

窟(いわや) と出てきますが、大きな洞窟がありました、今もありますが、そこに毘沙門堂が建てられたのです。

達谷窟毘沙門堂縁起と姫待不動堂の説明から抜粋します。


およそ千二百年前の昔、悪路王(あくろおう)・赤頭(あかがしら)・高丸等(たかまるら)が

この窟に塞を構え、良民を苦しめ女子供を掠(かす)めるなど乱暴な振舞をしていた。

悪路王等は京から攫(さら)って来た姫君を窟(いわや)上流の「籠姫」(かごひめぶらく)に

閉じ込め、逃げようとする姫君を待ち伏せした滝を人々は「姫待瀧」(ひめまちのたき)と

呼び、再び逃げ出せぬよう姫君の黒髪を見せしめに切り、その髪を掛けた石を「鬘石」(かつらいし)と云う。
 

それでは、写真で御覧下さい。

つづく

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