私が言うのもなんですが、うちのNo.2さん、とっても仕事がうまいです
丁寧で、正確で、キレイで、きっちりとして、それでいて早いです!
早いっていうのは、『そそっ早い』 ってことじゃないですよ
いかにして、無駄を省けるか、効率のいい作業ができるかっていうのを、常に考えながら仕事をしているみたいです
そういうところが、私には欠けているんですよね~
でも、今の若者の流行スタイルは、正直言って、苦手みたいです
自分の美意識からはずれていることは、やりたくないみたいです
なんていうか、芸術家肌っていうか、職人気質っていうか・・・・・。
だからお世辞にも、『商売上手』 ではないですね
私も商売上手ではないので、我が家の家計は、いつもピーピー言ってます
でもね、わかってくれる人はわかってくれるみたいです
昨日来てくださったお客様。
そんなにしょっちゅう来てくださる方ではないのですが、お義父さんの知り合いの方なので
来てくださる時は、お義父さんがしていました。
ですが、昨日は他のお客様をしていたこともあり、No.2さんがさせていただきました。
終わってから、お茶を飲んでいた時のこと
「今日初めておたくのダンナさんにしてもらったけど、いや~、仕事が丁寧だし、上手だね~!」
と、お褒めの言葉をいただきました
いつも行ってる床屋さんは、安床ではないけれど、そそっ早いとのこと。
うちに来て、お義父さんの仕事の丁寧さに、いつも感心していたが
せがれさん (No.2さん) は、それに輪をかけて丁寧だし、上手だし、なおかつスピーディーだということでした。
「これだったら、充分 4千円の価値がある。」 と、おっしゃってくださいました。
自分の事ではないのですが、うれしいですね
けっこうNo.2さんの仕事のファンっているんですよね
「ダンナさんにしてもらいたい。」 とか言われますもん。
男の人はあんまり口に出して言う人は少ないのですが、もしかしたら本当はもっと多いのかもしれません
それに対して私のファンは、たぶん 「しゃべりたい!」 って方が多いんじゃないかと思います
私、仕事中は、脳がフル回転しているので
お客様がイスに座ると、「この方のお仕事、家族構成、趣味、前回の会話の内容・・・」 などなど
パパパパパ と、頭の中で、駆け巡るのですよ
ですが、仕事を離れると途端に 『休息モード』 に入ってしまうので
お店じゃない場所でお客様に会うと、何しゃべっていいか、しばし考え込んでしまいます
ということは、仕事辞めたら、ず~っと休息モードになって、ぼけてしまうかもしれません
そりゃ困った 元気なうちは、ずーっと仕事してなきゃ
今ね、安い床屋さん、美容室がいっぱいあるじゃないですか
「髪の毛なんか短くなればいいから、安いとこで充分」
と言って、そういうところに行かれる方も沢山いらっしゃいます。
それは人それぞれ、いろんな考え方、また個人的な事情で、仕方の無い事だと思います。
でも、私達のような仕事だけでなく、いろんな職種で、安いとこばっかり残ってしまうと
いいもの、いい技術、本物の良さっていうのが、後世に伝えられなくなりますよね。
それって、危機ですよね
特に技術職っていうのは、人伝えで、ある程度の時間を技術の習得に費やさなければならないので
一人前になるには、時間がかかります。
そうやって、時間をかけて習得した技術には、それなりの対価を支払わなければいけないと思うんです。
安ければいい。 自分さえ得すればいい。 って思っていると、それはいつか、自分のところにはねかえってくると思うんですよね。
本当に余裕がない人はともかく、少しでも余裕がある方は、ぜひ 『本物の良さ』 を時々でも
体験しに、味わいに、買いに、行っていただきたいと思います。
当店にも、本物の職人 『No.2さん』 がおります。
あ、hf-matsuも、おります。
ぜひ一度、足をお運びになってくださいませ