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講師先生になっちゃった v(^-^)v

2007-06-27 13:44:23 | 出来事
昨日、中学3年生進路指導の一環として開催された
『ようこそ先輩!』に講師として招かれ、話をしてきました。
昨年に続いて2度目でしたが、やっぱり緊張しました。
話をする前に校長室へ招かれ、校長先生と話をしましたら、
「今年の3年生は、人の話を真剣にジッと聞きますよ。」
なんて聞かされたものだから、尚更緊張しまして…
ただでさえ汗かきなのに、教室に入ったとたん汗が吹き出ます
10名程の生徒が待っていました。



1回50分の時間で、2回の講演です。
1回目の講演は、生徒たちに
「みんなが質問を考えてあるの?」と聞くと、
「はい」と答えが返ってきたので、いきなり質問に答える形で始めました。



「理容師を職業にしようと選んだきっかけは何ですか?」
う~ん、いきなりその質問か~?
「実は… 私は床屋になりたくありませんでした。… … …」

他のお二人の講師の方々は、看護士学校の先生と旅行会社の添乗員の方。
たぶん、それぞれ素晴らしいキッカケをお持ちだろうと思いながら、

「私は、絵描きさんやイラストレーターのような職業に就きたかったのです。」
なんて、カミングアウトすることから話しが始まるなんて…
まあ、変な床屋のおじさんの話も、生徒たち自身が進路を決める上で
何かの参考になればいいかと、包み隠さず体験を話してきました。

「でもね、床屋になっても、
 自分が好きだった絵を描くということが役に立ったこともあるんだよ。
 例えば、天領まつりのポスターを描かせてもらったり、
 おもしろ看板の絵を描いたり、書道の先生から頼まれて篆刻を作ったりね。
 だから、もしも自分のなりたい職業に就けなかったとしても、
 自分の好きなこと・得意なことはきっと役に立つ時が来ると思うよ。」

みんなの質問が無くなってしまって、時間がずいぶん余ってしまった。
こちらからも質問

「みんなは進学したり就職したり進路が決まって、
 ずっと先の将来を考えて、出雲崎に戻ってきたいと思いますか?」

ヒソヒソ「イヤだよね~、帰ってきたくない。」

「え~、帰りたくない?」と聞くと、コクリとうなずく女子生徒。
なんだか寂しい限りです。
ここで時間終了。



2回目の講演は、カミングアウト話を聞かせることから始めました。



中学時代に授業で描いたデッサンを見せたり、
デザイン学校の授業での作品を見せたり、
床屋の修行時代に出場したワインディングコンテストの写真を見せたり、
現在に至るまでの話をしたあと、生徒の質問に答えました。

「今までで一番難しかった髪型は何ですか?」
「う~ん漫画の髪型と同じにしてほしいと言われた時かな。
 だってさ、漫画の髪型って大抵正面から見た絵だよね?脇から見た絵や、
 後ろから見た絵ってなかなか描いてないでしょ?だから凄く難しかったよ。」

「一番大変だったことは何ですか?」
「修行時代に、お客さんと何を話せばいいか分からなくて、悩んでいたことかな?
 私は、同世代の人が興味を持っていた車の事やスポーツの事、ギャンブルの事
 などに興味がなかったもんだから、本当に何を話せばいいのか分からなくて大変 でした。」

こちらからも質問
「みんなの中で、理容師や美容師になりたいと思っている人はいますか?」
一人の女子生徒が手をあげました。
「美容師になりたいと思っていますか?」
「はい。」
「そうですか。でも、美容学校が県内に5校もあることで分かるように、
 競争が激しいから大変だよ。その点、床屋は段々減っているから、もしかしたら
 一人勝ちの時代が来るかもしれないから、魅力ある仕事かもよ?
 まあ、自分の目標に向かって頑張ってください。」

他にも色々質問がありましたが、なにせ緊張しまくりでしたので、
覚えていません。あしからず。

はてさて、私の話は生徒たちの将来に、参考になることがあったでしょうか?
何か一つでも、役に立てることがあれば嬉しいのですが

家では「役立たず」と思われている hf-matsu No.2 でした。