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最近思うこと

2005-12-15 11:30:43 | 出来事
ついこの間、新聞で読んだ記事に書かれていたことなのですが
最近、相次いで起こっている、子供を標的とした残虐な事件のことについて
触れていた記事で、今の地方(田舎)は昔とは大きく様変わりしていると
書かれていました。
私も近所の方や、お客様と「もう、都会も田舎もないですよねー、恐い事件が
田舎でも起こって。」なんて話したりしているのですが、その記事には
『今の地方は、昼間大人がいない。朝早く車で仕事に出かけ、夜帰って来る。
 休みには、家族で大きなショッピングセンターに行き、買い物をして
 地元の商店には行かない。住んでいる地域のことは全然わからない。
 こういう人間関係の希薄さのスキをついて事件が起こっている。』
と書かれていました。
確かに言われて見れば、そうですよね。
すぐ近所に住んでいても、お嫁さんの顔がわからない、子供も大きくなったら
見たことがないなど。
昔は私も、「田舎はなにかとまわりの人に干渉されるようで、いやだな。」
と思っていましたが、やはり、人間は自分一人では生きていけないし
あまりにも、無関心すぎて起こってしまう事件もたくさんあるなと
ひしひしと感じています。

小学校の総合学習の授業で、地元の商店街に見学しに来ることが
あるのですが、この子たちは、地元のお店にいったことがあるのかな?
と、疑問に思います。
そりゃ、親にしてみれば、1円だって安い方がいいにきまってます。
でも、地元のお店はコミュニケーションの場。
家族や先生以外の大人としゃべれる場です。
そうやって、徐々にいろんな人と顔見知りになれるし、親やおばあちゃん達が
話しているのを聞きながら、子供もコミュニケーションがとれるように
なってきます。
床屋もそうです。
何十分という時間イスにすわって、じっとしていなくてはなりません。
それは子供にとっては、苦痛だと思います。
でも、そこで我慢することを覚え、そして、いつも行くお店の人との信頼関係が
生まれます。
私達くらいの年代だと、たいてい子供の頃の床屋の思い出があると思います。
「あそこの床屋のおやじに、よく怒られた。帰りにガムもらった。」とかね。
今、普通の床屋に来る子供が激減しています。
大型低料金店があちこちにできてますからね。
それは、私達にも責任はあると思います。
もっと、子供をもつ親にとって利用しやすい料金設定など、考えなきゃ
いけないことは、たくさんあります。

でも、たまには、近所の床屋さんに来てくださいね