多少の汗ばむ日があっても季節は確実に秋に向かっています。
蝉しぐれに代わって 虫たちの演奏会が毎夜くり広げられるようになりました。
ときどき 変わった音色のソロを交えながら一晩中絶えることがありません。
狭い庭なのに住人の手入れが悪く 雑草が生い茂り
庭の前は雑草ヶ原、その向こうが林
虫たちにとって何と恵まれた住環境なのでしょう。
(これからはおれたちの出番)とばかり張り切っているようです。
猛暑にやかれた庭の草木もようやく生気を取り戻しました。
夏の咲き残りの朝顔たち・ムクゲ・カンナ・おしろい花。
熟してオレンジ色になったり、
成熟しきれなかった赤ちゃんゴーヤがぶらぶらしています。
いくつか採ってきました。
熟したゴーヤの中の種の周りは柔らかくて甘く、
種も食べられると聞いたので天ぷらにしてみましたが、
種自体は紅くなる前の方がおいしい。
とにかく今年の夏は ゴーヤのメニューが何度も食卓をにぎわしました。
大きなボケの実をとってホワイトリカーに漬けこみました。
ぼけ酒は毎年作っていますが
熟成させると、素晴らしい風味のお酒になります。
右下の実はアセロラ、小さなピンクの花が咲き次々に実を結びます。
散歩道を歩いてみました。
たくさんの数珠玉が頭をたれていました。
アガパンサスも サヤサヤ鳴りそうな大型の実をいっぱいつけ、
ヨウシュヤマゴボウの実も、黒っぽい赤紫に色づいていました。
つゆくさが雑草に交じって咲いていました。
かわいそうな名前をつけられた ママコのシリヌグイ も
鋭い棘とは似ても似つかない可憐なピンクの花を咲かせていました。
今年はどこでも見かけないな~と思っていたセンニンソウが
思いがけなく 近くの土手で咲いていました。
秋の七草、クズの花、気がついた時は
花がほぼ咲き終わっていて 少しだけしか見られませんでした。
植えた覚えがなくても、どこにでも姿をあらわす
生命力おうせいな高砂百合
細い葉、細い茎、
花もほっそりとして 優雅な立ち姿です。
リュウガンは種が龍の目のように丸くて黒い。
ライチに似た甘味と風味、ビタミン類も豊富な南国のフルーツ。
栗みたいなのはウオーターチェスナッツ(クワイの仲間)
毛むくじゃらのランプータン
実はライチに似て半透明で甘味と酸味が爽やか。
西洋梨のような形の蓮霧(レンブ)英名はワックスアップル。
シャリシャリして爽やかな甘味があり、20世紀梨のような風味です。
ワインの品ぞろえが良いイタリアンレストラン