☆あまちゃんの毎日ガハハハ日記☆

三男児+夫との生活、代表を務める会http://shirouiryo.com/のこと、自分の日常を綴る日日是好日

私は小児医療バカです

2010-08-06 00:17:59 | GYOGYO
isbで学ぶ日本の現状(以下です)も、都や消防庁、国の委員会で知る小児医療の現状も、伝えたいことがいっぱいです。

そんな中で本当に向き合うにはつらすぎる出来事がいくつもいくつも重なってありましたね・・・

もう逃げ出したくなります。ちょうど夏休みだったこともあって、もうこのまま何もかも放り出してこのまま海に浮かんでいたい、と本当に思いました。

帰ってきてからも、胸のズキズキが全然とまらず。今もとまっていないです。

でも、この国に子どもを三人も産んでしまいました。向き合うにはつらい、と逃げているわけにはいかない。私で解決できる問題はわずかしかないけれど、それでもきちんとその問題だけは解決していかないと。

日本の全人口は
1955年→2005年の50年で
9008万人→1億2778万人に
0歳~14歳の人口は
33.4%→13.7%
15歳~64歳の人口は
61.2%→65.8%
65歳以上は
5.3%→20.1%そして2007年に21.5%に

そして
フリーターは400万人
ニート64万人
出生率1.29人
(8月8日追記:%を人に修正。2009年は1.37人とありました。鹿児島県伊仙町の2.42人がトップで、東京都目黒区の0.74人が最下位。九州・沖縄の島が上位8割を占めている。そうです。)
特養・待機42万人
保育所・待機85万人
自殺者 12年連続3万人

2025年の認知症予測は300万人

こ、の、げ、ん、じ、つ・・・

汐見先生がTVでおっしゃっていた。
「日本の子どもたちには、今よりももっともっと生きにくい世の中を逞しく渡っていってもらわないといけない。そんな逞しさをもった人を育てる責任がわれわれにある。」

けれど現実は。

放置と同じくらい怖いことが過干渉。 

何もかもに親が出てくる。
親が敷いたレールに乗っているだけになってしまい、自分の考えが持てない。言えない。初めて経験した職場での挫折に戸惑い、会社へ行けなくなってしまい、ニートへ・・・
そして十数年後、そのままなくなってしまいました・・・。やりきれない。最初は些細な干渉であったことだろう。


あるいは。
経験も能力もある高齢者ができる仕事が交通整理や清掃だけ・・・。
それがこの国の求める姿か?と先のisbでもありました。


あまりにもあまりにも問題が山積しています。

解決しなければいけない社会課題があまりにも多くて、多すぎて、息がつまりそうです。

でも。
もう変態かってくらいもうバカかってくらい取り組んでいる人、いっぱいいる。
ひとりひとりがその人が解決したい問題、変態かってくらいに取り組んで、ひとつひとつを解決していくしかないよね。

私も十分小児医療バカと思われているけれど、もっともっと変態って言われるまで、ね。がるるるる・・・。

周りには「産後バカ」も「子育て支援バカ」も「PTAバカ」「学校支援バカ」「商店街バカ」「農業バカ」「国際協力バカ」「ベビマバカ」「ヨガバカ」「フラワーバカ」「音楽バカ」「パンバカ」「母乳バカ」「保育園バカ」「介護バカ」もいろんなバカがいるけれど、いいじゃない。すごい素敵。

ひとりひとりが気づいた社会問題をひとりひとりが解決していく。

それしか・・・ない。

産み落としてしまった責任から逃げられない。
(いや、この国がどうしようもなく嫌になったらいくらでも自分の力でみんな出て行くだろうとは思う。世界にはもっと暮らしやすい国もあれば、もっと深い貧困という課題がある国があることを知るだろう。)

人生は素晴らしい、生きていることは素晴らしいって言えなかった数週間。
それだけ、たった一つそれだけは伝えようって子育てしているのに。ね。

でも冗談でなく昨日「死にかけた」と語る病と闘う友人が、心の底から吐いた「生きているって素晴らしい」を忘れてはいけない。
もう忘れたくない。

明日みんなが生きていることは、当たり前なんかじゃあ、決してない。

***

今年も例年通り七夕祭りへ。いつもの場所でまたーりとする。あの坂道のパラソルのあるところ。いつもいつもあの場所で子どもらははしゃぎ、私は食べ、クワサンは呑む。一緒に行く人や合流する人は毎日かわりながら、私らは毎日いること、数年。(苦笑)

ズキズキが消えていない中で、ふらりと現れた「フラワーバカ」のあの先生に、いまの私のズキズキをあの雑踏の中でぽっと話す。

「あなたの活動が単なる慈善活動で終わらないのは、感じ切っているからよ。感じているからよ。それにしてもこの場所はなんて落ち着くの」と。

背中を押してもらいました。ありがとう。
感じ切った、もう十分感じ切った。と思いたい。苦しんだ。もう這い上がろう。出来ることにひとつひとつ取り組もう。