昨日の地元朝刊紙「宮日」の一面と社会面トップ記事に、
「えぇっ!?」と思わせるような
白抜き見出し記事に目を奪われ、
読み進むうち残念な気持ちで一杯となりました。
そう、本県串間市にある都井岬観光ホテルが
2月いっぱいで閉館。3月からの営業をストップする、
「あまりに突然な発表に」地元の動揺も隠せない、
と言う話。
平成6年ヘルストピアのオープン初年度、
研修旅行はこの都井岬観光ホテル(都井観)でした。
ここを選んだ理由は
初代T支配人が都井観の支配人をされており、
宮崎交通からの出向という形で
当社初代支配人に就任、そういった縁からでした。
ヘルストピアの推進室1年と
オープン初年度の2年間、
T支配人よりホテルマンとして共通部分を引き出しながら
立ち上げからサービスの基本を叩き込まれました。
また、その後は鉱火石温泉を導入していた同ホテルに
その可能性を探るべく従業員3人と研修に行き、
最高のロケーションと周囲の環境に満足しながら
スケールの大きいホテルを実感していました。
ただ、県北からも県南まで車で5時間位かかり、
なかなか行く機会にも恵まれません。
逆に県南の方も県北は同じことだとは思いますが、
本県中心部の宮崎市(県央)の方は
その辺りはどうだったんでしょうか。
県内よりむしろ、
県外客や団体客(修学旅行客等)の利用が多かったでは
今回のインフル、リーマンの影響を受けたかもしれません。
宮日の記事によりますと、
既に宮崎交通グループから経営は離れ、
2000年に第三セクター
「都井岬リフレッシュ・リゾート」に譲渡され、
2007年3月からは
大阪に本社を置く
不動産再生事業等を手がける会社が
経営を引き継いでいました。
>07年7月に改装、
リニューアルオープンした効果で
直後は前年を上回る宿泊・来館があり、
昨年9月の秋のGWまでは宿泊も好調だった。
>しかし、新型インフルエンザの流行に伴い、
旅行の取りやめが相次ぎ、
採算ラインの月間1300~1500人を
大幅に下回る状態が続いていたという。
>「不採算事業からの撤退が閉館の理由。
断腸の思い。リーマンショック、
新型インフルエンザ等、厳しい経済状態が3年続き、
今は取引先の企業にホテルの引き受けの話を持ちかけている」
(現社長のコメント)
-と記事にありましたが一体、
こういった経済状態の中で
引き継ぐ企業があるのかも疑問ではあります。
>地元中心に雇用している社員、パート28人は
3月分の給与を支払った上で2月末で全員解雇。
一ヶ月の保障はされましたが、
これから先28人の再就職も大変だと思います。
譲渡や引継ぎ等で何度か存続を図ってきた都井観、
厳しい経済状況の中で
重ね重ね救世主が現れるかどうかもまだ分かりません。
こういった事態を「対岸の火事」で済まさずに、
いつ客離れが進み、自社にも降り注いでくるかをも想定しながら
営業にまい進していきたいと
そう思いました。
※トップの写真は都井岬観光ホテル
(ヤフートラベルのページより引用)