ヘルストピアダイアリー

ヘルス(健康)とユートピア(理想郷)の造語、「健康天国」「健康別天地」。健康を楽しむ三セク施設。

硬貨投入口に

2008年08月06日 | 今日の話題
 笑えそうで笑えない話を一つ。
でも、やっぱりフロントの女性陣は「クスッ」。
今日、オープンの10時を待つ
ご年配の女性会員さんが、
玄関前の風除室に置いてあるイスに座っていました。
ノドが乾いていたんでしょう。
おもむろに財布を取り出し、千円札を抜き出して、
自動販売機のお金投入口に千円札を入れました。

 あれれっ、商品が出てこない。
出てくるどころか、釣銭も出てこない。
しばらく待っていたようでしたが、
一向に自販機は動く気配もない。
「こりゃ故障じゃ」とばかりに、
10時の開館と同時に「お金が出てこん」
「追加で入れた1円も出てこんかった」と
その年配の女性はフロントに訴えてきました。

 フロントの女性はその話を聞いて
千円札をどこに入れたか聞きました。
すると、な、な、なんと、
千円はコイン投入口から入れたそうな。
札投入口からではなく、
硬貨だけが通過するあの細いスペースに。
一体どうやって・・・。

 千円札を折って、折って、
また折って、またまた折って、
投入口に入る幅まで折って、
妙に納得!?したかどうかは分かりませんが、
投入すればなんとかなろう、
の気持ちだったんでしょう。

 当然商品など出てくるわけもなく、
釣銭なんてもってのほか。
「どうしたらいいんじゃろ」とその女性。
すぐ、自販機の業者C社に電話で事情を説明、
飛んで来ました。
そしてコインシューターを開けてびっくり。
きれいにたたんでいれた千円札が
出てくるのは当たり前でしたが、
後から入れたという一円も
札にはさまったように出てきました。

 そして、もう一つ、ここがポイント。
押し込まれていたのは1円玉と千円札
だけではありませんでした。
なんと、10円玉6枚と50円玉1枚、
さらに、5円玉2枚。
この数字が何を意味するか、
そう全てを足すと120円になります。
札がだめなら硬貨でと、
持ち合わせのお金を使って
投入したんでしょう。
しかも5円玉2枚入っているところが
何ともクスッ。

「計算してたんだね」とフロント陣。
「でも使用できない硬貨では効果ないか」とも。
朝から「クスッ」と笑えるパフォーマンスに
「お金が盗られたわけでもなかったし、良かった」と。
一同胸をなでおろしました。
千円がダメなら10円、50円(ついでに5円で)
と追加で入れたことすっかり忘れていたようでした。

 ご年配の女性、よくよく話を聞きますと、
ある意味朝の“中心的な”お客様でした。
小さなトラブルは結構あるそうですが、
そこがまた「かわいい」とフロント陣。

 毎朝、タクシーで“日勤”され、朝風呂に入って
気分爽やかにお昼前に帰還。
それが日課であり、健康の秘けつとも。
当社の大切なお客様の一人であります。