ヘルストピアダイアリー

ヘルス(健康)とユートピア(理想郷)の造語、「健康天国」「健康別天地」。健康を楽しむ三セク施設。

延岡二十歳の式典

2008年01月15日 | 周辺の出来事
14日は全国的に成人の日、当市はその前日13日に成人の日の式典がありました。当館隣りの文化センターで。地元の新聞によると新成人は約1300人。女性の方が若干男性を上回った二十歳の若者層でした。宮崎市をのぞくそのほとんどの自治体が13日までに式を済ませていたようです。そのローカル紙によりますと、式典は14日の成人の日に合わせるよりも、最近はハッピーマンデーの暦に合わせて連休にしているため、配慮して連休の中日に合わせているところが増えている、と書かれていました。理由は。

 県外に行っている学生や仕事をしている人のためだそうです。今日のような連休最後の成人の日の式典は、だいたい式が終了する時間はお昼前。それから会場の各種ホールやセンターの広場では、たいてい“同窓会”が始まります。さぁ式が終わった。「ハイさようなら」。と三々五々散っていく人はほとんどいません。長い人では幼稚園や小学校以来の再会だ、と10数年ぶりに懐かしい顔に感激する光景も見られます。しかし、いつまでもその感激に浸っているわけにはいきません。彼ら(彼女ら)は、明日からまた学校、仕事が始まりますから。

 そこで同窓会から明日のためにとモードを切り替えて、すぐに家に帰って普段着に着替え、電車や飛行機、車に飛び乗ってとシフトチェンジ、顔も格好もまたいつもの自分に戻ってしまってます。その時間に余裕がないというのが連休最後の日の式典だそうです。懐かしい顔を思い出しながら、延岡を後にするのは辛いものがあるだろうな、二十歳という若い世代でもあるし。などと寂しい彼らの気持ちを代弁して。
 
 ところがこれが一日前だと、明日も休みと言う気分的なものがあります。移動にも余裕があるわけです。したがって中日開催を新成人者は願っているようです。延岡の場合は余裕の中日。

 しかし、一方では時間的余裕があるからなのか、今年も会場周辺ではパトカーとお巡りさんがあちこちに現れていました。車の窓から半分体を乗り出して“箱乗り”する若者や、スピンをかけてグルグル音を立てながら回転する車。そんなにして目立ちたいものか、文化通線の交差点はタイヤが焦げたような高速スピンの跡がくっきりと残ってます。目立つところが違うんじゃないのかな、とつくづくそう思いました。

 この日の式の花はやはり二十歳の女性の振袖姿。鮮やかな着物と帯、化粧に朝から結った髪、母の代の振袖を着用しているものやレンタルの着物など、一部の流行性の着こなしはあっても昔も今も変わらずに着れるのがこの振袖姿ではないでしょうか。

 当社と会場の文化センターは大駐車場を共同で使っています。今年もこの日は若者の車でいっぱいになってました。親から借りてきた車もあったのでしょうか、振袖の女性陣はほとんどが両親の送迎が付いてましたが、こうやって親に甘えていられのもほんのわずかでしょう。また、この年になって親の方に甘えてこられるのも滅多にあることではないでしょう。

 当社の若い女性陣は自分たちが振袖を着た日を思い浮かべながら、「私たちの時代はもう少し真面目だった」。そうかな。そういえば数年前までは成人の日の式典といえばごく一部の若者の暴走で式典をメチャメチャにする不届き者がいましたね。今年もどこかの会場ではテレビのニュース番組でぼかし入り、酒を飲んで気勢を上げる“馬鹿者”も居ましたが、それこそ数年前の方が悪かったはず。と私なりに記憶してました、ハイ。

 残念なことに隣りである成人の日の式典なのに、ヘルストピアを利用する二十歳の若者は一人もいません、ただ、トイレを使用するために無断であがってきた女性くらいか。それもまた寂しい。