お得な「おとふけ割」を利用して素泊まりしたかったのだが、限定3室の争奪戦はかなり白熱しているようで断念した。
お風呂はシンプルに、適温の大浴槽とぬるめの小浴槽のみで、いずれも源泉の異なるモール泉。
石鹸・シャンプー、ティッシュはなくドライヤー有料の銭湯形式だ。
浴場内の掲示からはやわらかい文章で、限りある資源を大切に、というメッセージが伝わってくる。
温泉の出るカランで身体を洗い、大浴槽に浸かりながら、ひたすら人気の小浴槽の空きを待った。
小浴槽は泉温38度の源泉をかけ流している。
この奇跡的な温度とモール泉特有のとろとろに包まれ、いつしか全身気泡まみれになりながら、とことん癒しに癒された。
大浴槽には戻らず、小浴槽から脱衣所に直行するとさすがにヒヤッとしたが、不思議なことに服を着ると内からポカポカしてきた。
これこそがぬる湯の真骨頂、血管拡張からの血流改善か・・・風呂上り、思わず、ハーフかき氷を食べてしまった。
浴槽は消毒されているそうだが、まったく気にならず、大小とも気持ちのいいお湯だった。
そして、こちらの奥様のお客さん対応は神レベルである。
また来たい、という気持ちにさせてくれる。
ー2020年10月9日ー