みたび、ソウゾウノゾウ

なるか、三度目の正直。

境岳(927m)~無意根山(1464m)[単115]

2020-03-29 | 山単
境岳(927m)・風来山(979m)・ポン山(925m)・萬年草(965m)・喜茂別岳(1177m)・並河岳(1258m)・中岳(1387m)・無意根山(1464m)

06:00|登山口
06:20|堺岳
06:40|風来山
07:00|ポン山
07:45|萬年草
08:25|喜茂別岳
09:00|並河岳
09:45|中岳
10:05|中岳
11:00|無意根山
13:10|喜茂別岳
13:45|萬年草
14:30|電波塔
15:20|登山口

合計 9時間

(ゆ) 小金湯温泉 湯元 旬の御宿まつの湯



堺岳山頂


風来山山頂


ポン山山頂は標識なし


萬年草も山頂標識なし。ピンテを山頂とした


喜茂別岳山頂に向かう先行者


喜茂別岳山頂より、左から並河岳・中岳・無意根山


いよいよここからきつーい旅が始まる


並河岳山頂より、中岳・無意根山


コケモモがたくさん咲くんだろうなぁ


ついに中岳山頂部の奇岩が目の前に


中岳山頂


中岳山頂より羊蹄山とニセコ連峰


とっても元気で親切なおじさん


ムイネまで行こうか引き返そうか思案中


腹が減っては戦ができぬ!ゆ君が持たせてくれたソーセージ


見た目以上にきつーい無意根山の登り。背後の三山を振り返る


無意根山の三角点より、右奥に積丹岳。無意根山山頂はさらに奧


中央の山がポンキモ(小喜茂別岳)。来年はポンキモ~ホンキモも悪くない


萬年草を少し下った辺りから、今日お世話になった山々がとてもきれいに見えた


峠の茶屋のあげじゃが


本日も山の神様・ご先祖様に感謝、穏やかな天候のおかげで長距離ハイクを満喫することができた。

スキー・ツボ・スノーシューといろいろな人たちがいて、中岳を目指す人たちが多かったように思う。

当初は中岳をゴールに考えていたが、中岳山頂で無意根大橋から登ってきた元気いっぱいのおじさんと「そうそうないよね、こんな風のない日。それに気軽に来ようって場所でもないしね」などとしゃべっているうち、無意根山までもうひと頑張りすることに決めた。

中岳山頂から見る分には往復1時間ちょいもあれば戻ってこれそうに思えたが、この辺がアマチャンであり、無意根山に登るだけで1時間もかかってしまった。
さらに帰りはエネルギー切れになったか、中岳への緩い登りの途中で無気力状態になった。
これまでも長距離ハイクで何度か経験しているマズい状態だ。

とりあえず亀田の柿の種で腹ごしらえをし、少しずつでも前進することにした。
不思議なもので中岳を登り終えると急に元気が戻ってきたが、その後も登りになると急に気弱になり、何度も倒れこみたい気分になったがなんとか2本のストックで堪え、並河岳を登りきったところで雪面にひっくり返って休憩した。
青空と山並みがなんとも綺麗だった。

喜茂別岳まで登ってしまえばあとは高度を下げるのみなので楽だったが、気温が上がって雪が腐ってきていることと、NTTの電波塔からの林道が果てしなく長く感じられ、ずっと頭の中で「イモイモイモ・・・」と唱えていた。

「イモ」はもちろん、峠の茶屋の「あげじゃが」(350円)のこと。
下山後、直行した。
2週間前には向かいの道の駅で「峠のあげいも」をいただいたが、峠の茶屋の方が歴史は古く、味もつくり方も違うのだそうだ。
4つのじゃがを、喜茂別岳・並河岳・中岳・無意根山に重ねずにはいられなかった。
喉が例によって(凍傷により?)ヒリヒリしていたが、おいしくぺろりと平らげた。

2016年の迷沢山から少しずつ登り始めた冬山(その前から藻岩山や円山には登っていたが)。
2018年のオコタンペ山~小漁岳17.5km、2019年の百松沢山・阿部山16.4kmと、シーズン中に1回、ちょっと長めのチャレンジ登山を設けている。
2020年は今日で、総距離は29.6kmだった(これまで夏山を含めて日帰りハイクの最長は化雲岳の24.4km)。
2021年の候補は、狭薄山と股下山~白井岳~朝里岳を考えている。

蓬莱山(980m)~東中山(1037m)[単114]

2020-03-15 | 山単
蓬莱山(980m)・幌滝山(中山)(996m)・東中山(1037m)

07:30|登山口
07:50|望羊台(944m)
08:10|蓬莱山
09:05|幌滝山
09:55|東中山
10:05|東中山
10:45|幌滝山
11:40|蓬莱山
12:10|登山口

合計 4時間30分



見晴し小屋 一休


中山峠スキー場


蓬莱山山頂


正面にあるポコッとしたピークが東中山


幌滝山山頂


野球場みたいな反射板。奥には羊蹄山


広い雪原にスノーモービル跡


左・幌滝山。正面・日陰になっているのが小喜茂別岳、その奥に喜茂別岳(あれ、並河岳はどこいった?)~中岳~無意根山


スノーモービル跡のない東中山山頂へ


東中山山頂


ルスツ・ニセコ方面もくっきり


左・札幌岳から右・ゴツゴツの恵庭岳まで、壮観!


新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今週末も3週連続の外出自粛要請が出たが、野外での散歩はOKとのこと。
体調は万全、人はいても疎ら、換気は最高。もはや山に行かない手はない!

3月、天候が安定し風も穏やかな日、今日みたいなのんびりトレッキングをイメージしていた。
のんびり一人旅と思っていたら、次から次に来るわ来るわ、スノーモービルの人たち。
ちゃんと避けてくれるのはありがたいけど、暴走族並みのフカしとトレースが跡形もなく潰されてしまうのはなぁ・・・。
全部で10~15台くらいスライドしたと思う。

お日様がずっと顔を出してくれていたので、踏み跡のない雪原では宝石のように雪がキラキラ輝いていた。
時折、視界に入る中岳を眺めながら「んん~行ってみたい!」と思った。

幌滝山を越えると東中山の中腹に岩山のようなものを見つけた。
「パゴダの塔」的な隠れスポットだったりして・・・と思わず寄り道しようかと思ったがやめることにした(別の方のブログで周辺はクマの痕跡多しと書かれていた。セーフセーフ)。
東中山の山頂手前でついにスノーモービルの跡が消えたので、ヨシ、本日一番乗りで山頂へ、と思ったら先客がいた。
それは一頭の鹿の足跡で、山頂まで続いていたのだった。
足跡を追いながらふと、星野道夫の、あれは確かルース氷河のオオカミの足跡だったか、その話を思い出した。
この鹿もまた、何をしに東中山の山頂まで登ったのか。
ひょっとするとまだ薄暗い中、とても美しい朝焼けを眺めていたのかもしれない・・・そんな想像に耽ってしまった。
東中山の山頂から眺める景色はとても素晴らしかった。
苦労して登る甲斐が十分にある。

下山後は道の駅で「峠のあげいも」(350円)を購入。
今日は3つの山に登り、あげいももちょうど3つ。
昔はペロリと平らげたものだが、今日はこれだけ運動した後なのに結構苦しかった。
年を取ったなぁ・・・。