みたび、ソウゾウノゾウ

なるか、三度目の正直。

オプタテシケ山(2013m)・美瑛富士(1888m)[単40]

2016-10-01 | 山単
05:10|登山口
05:53|小屋まで4k
06:11|小屋まで3k
06:20|天然庭園
06:42|小屋まで2k
07:10|小屋まで1k
07:35|美瑛富士避難小屋
07:45|美瑛富士避難小屋
08:45|ベベツ岳
09:35|オプタテシケ山
09:45|オプタテシケ山
10:45|ベベツ岳
11:40|美瑛富士分岐
12:25|美瑛富士
12:35|美瑛富士
13:05|美瑛富士分岐
13:10|美瑛富士避難小屋
13:50|岩場
14:10|岩場
14:30|天然庭園
15:30|登山口

合計 9時間30分

(ゆ) 白金四季の森 ホテルパークヒルズ(宿泊)



あの茶色い背中はひょっとして……


下界はあんなに晴れているのに


まさかこんな天気になるなんて


石垣山(左)と美瑛富士(右)、奥には美瑛岳


オレンジ・赤・黄色


ニペソツ山もスッキリ晴れている


美瑛富士からオプタテシケ山を望む


午前1時起床、30分後に家を出る。
涸沢林道のゲートに着いたら、辺りはまだ真っ暗。
駐車場で少しだけ時間を潰し、真っ暗闇から薄暗闇になったところで、ヘッドライトをつけて出発した。

予報は晴れだし、この時期にしては暖かい(登山口で9℃だったから、2週間前の旭岳の方がよっぽど寒かった!)し、何より今日は下山後に麓で一泊できるものだから、いつもよりもちょっと頑張っちゃおうかな~とウキウキしていた。

ところが、どういうわけだか行けども行けども頭上に青空は見えてこない。
天然庭園を越えた頃には密かに雲海を期待していたものの、頭上の雲は厚いまま、やがて風が吹いてきた。

避難小屋に入って腹ごしらえをした後、石垣山に向かう途中からいよいよ風は強くなってきて、稜線上では真っ直ぐ立っていられないほど。
ガスでルートは見づらいし、ナッキーのナッキー声は聞こえないし、鼻水は風に踊るし、もう帰りたくなってきた!!
……という弱メンタルと闘いながら歩いていると、ふと眼下の岩の上にボテッとした茶色いシルエットが見えるではないか。

あれはどう見てもナッキーが鎮座しているのでは……なかった。(ガクッ)
ただの石でした。

本日は自宅待機のゆ君からは「旭岳は天気いいみたいね~」などというショッキングなメールが届き。
なるほど、雲の切れ間から明るい山裾がよく見える。
きっとこの十勝連峰の上の方以外はどこもスッキリ晴れてるんだろうな~などと弱メンタルを更に刺激されつつも、やっとの思いでオプタテシケ山の山頂に到着した。
もちろん、辺り一面真っ白で何も見えなかった。

その帰り道、突如ベベツ岳のシルエットがうっすらと見え始めた。
雲がビュンビュン流れていき、頭上に青空も目立つようになってきた。
ほどなく十勝連峰にかかっていた雲は消え去り、風も幾分穏やかになり、まずまずの登山日和になったのだった。
本当に山の天気は読めない。

最後の力を振り絞って美瑛富士に登り、自分が往復した石垣山からオプタテシケ山までの眺めを楽しんだ。