みたび、ソウゾウノゾウ

なるか、三度目の正直。

丸駒温泉 丸駒温泉旅館

2020-01-29 | いい湯だな
最寄りの一番好きな温泉となると、丸駒温泉か豊平峡温泉で頭を悩ませてしまう。
山帰りのアクセスも抜群で、ひょっとしたら生涯で一番お世話になる温泉かもしれない(ちょっと気が早いか)。

大浴場と展望露天風呂(飲泉スポットあり)は源泉2ヶ所からのブレンド。
全国的にも希少な足元湧出の天然露天風呂は、泉温がやや低い(38.1度)くらいで、泉質は他の源泉とそう変わらない。
天然露天風呂では、どこからかポコポコお湯が湧き出ているはずなのだが、浴客の出入りもあるので本腰を入れて探すことが未だできずにいる。
ただ、いつ来ても透明感のあるきれいなお湯だ。

温泉成分はなにかが突出しているのではなく、全体的にバランスがよい。
全ての源泉でメタけい酸200mg以上、メタほう酸30mg以上あるので、肌の角質膜形成促進と洗浄効果に期待が持てる。
そして、カランに馬油シャンプーを備え付けてあるのがとてもうれしい。

湯加減と天然露天風呂の水位は支笏湖次第。
宿の創意工夫と努力のおかげで、自然のままお湯をいただくことができるのが素晴らしい。

ー2020年1月29日ー

ニセコ昆布温泉 ニセコグランドホテル

2020-01-12 | いい湯だな



男湯は上方からナトリウム泉(3号井)が、下方からは鉄鉱泉(1号井)がかけ流され、二つの温泉が合流して外の庭園風混浴露天風呂まで流れていくというおもしろい構造だった。
露天風呂に続く階段はこのブレンド泉が流れているおかげで温かく、また温泉成分の堆積で情緒たっぷり。
露天風呂は広大で気持ちよかったが、建物に囲まれているので少々圧迫感があった。

評判のメタけい酸は、平成31年4月26日付けの温泉分析書で、両源泉とも250~260mg程度に下がっていた(かつては1号井で370.0mg、3号井で599.4mg)。
とはいえ、250mg以上は魅力的な数値だし、メタほう酸もともに30mg以上、特にナトリウム泉は炭酸水素イオンが豊富なことから、大いに美肌効果を期待できる。

個人的な残念ポイントとしては脱衣所から浴室まで少し離れていること(女性は近いようで、これは構造上仕方ない)。

ー2020年1月12日ー

ニセコ五色温泉 五色温泉旅館

2020-01-12 | いい湯だな



しぶーい「大浴場」派だが、こぎれいな「からまつの湯」も捨てがたい。

飲泉可だがコップは見つからず、湯口から手で掬って飲むとなると高温なのでやけど注意。
飲むとポッカレモンのような味がした(pHはだいたい同じくらい)。

上から湯をのぞき込むと透明に見えるが、たくさん成分が溶け込んでいるからだろうか、浸かってみると結構濁って見えた。
溶存物質はリッチな4,538mg/kg、しかもマグネシウムイオン+硫酸イオン(正苦味泉)で1,000mg/kgを越える(2217.9mg/kg)のは全国的にも非常にめずらしいそうだ。
メタけい酸219.2mg、メタほう酸34.2mg、肌にしっとり染み渡り即効性を感じた。
また、ぜんぜん湯冷めしないわりに汗引きがよくサッパリ感があった。(冬だから?)
ただし、濃厚な温泉ゆえ、結構体力を奪われる。

残念ながら、別館の日帰り入浴は不可とのこと。
本館はイワオヌプリの麓から温泉を引いているが、別館は旅館の敷地内に湧いている「花畑源泉」を利用している。

※ ①加水、②加温、③循環(ろ過含む)及び④消毒処理(又は入浴剤使用)の4項目の表示について該当しない。

ー2020年1月12日ー

ルスツ温泉

2020-01-12 | いい湯だな



浴室には10人くらいでいっぱいになりそうな内湯が1つと洗い場にカランが4ヶ所あるのみだが、このこじんまりした規模がうれしい。
この小さな湯船に湧出量60ℓ/minの温泉がかけ流されているので、いつでもフレッシュなお湯に入れるというわけだ。
石鹸やシャンプーは持参だが、ドライヤーがあるのはありがたかった。

お湯はぬるめでとろとろとやわらかく、しばらく浸かっていると全身が気泡に包まれた。
気泡を手でそっとなでると、ほわほわしていて気持ちがいい。
湯口から浴槽に注がれた直後のお湯をみるとやや白く濁っていて、そこに腕を入れるとすぐに泡だらけになった。

あまりの気持ちよさになかなか湯船から出られず、ようやく重い腰を上げた頃には身体は芯から温まっていた。
ここのお湯は腰痛や膝痛によく効くと評判だそうだ。

※ ①加水、②加温、③循環(ろ過含む)及び④消毒処理(又は入浴剤使用)の4項目の表示について該当しない。

ー2020年1月12日ー

四ツ峰(789m)[単112]

2020-01-07 | 山単
10:50|登山口
13:00|山頂
14:30|登山口

登り 2時間10分
下り 1時間30分

(ゆ) 豊平峡温泉



登りはここを左へ、下りはもう少し手前でこの林道に合流した


笹や小枝をかき分けて進む


急斜面を這って登った先の鉄塔辺りから


しばし、自分の踏み跡を眺める


山頂標識はずいぶん上に


下りはルート変更。こちらは定天と白井岳の眺望良し


二日前に登った方のヤマレコを参考にさせてもらった(下山ルートにうっすら残っていたトレースはおそらくこの方のものだろう。感謝)。

恐ろしく雪が少ない、とは言え、この辺りはスノーシューが必要なくらいは積もっていた。
あの「ズズ・・・ズズ・・・」と雪に沈む感じが確認できてちょっと安心した。

林道はそんな感じだったが、山の中に入っていくと雪不足で笹やら小枝やらをかけ分けたり、避けたり、踏み抜いたりで思った以上に時間がかかった。
おまけに登りの鉄塔下の急斜面は笹に乗った雪がもろくて、蟻地獄のように全然前に進めなくて難儀した。

どうも四ツ峰は楽勝だろうと油断していたフシがあり、コンタクトをケチってメガネをかけてきたのも良くなかった。
曇りまくって大いにストレスを感じた。

そうそう、下山ルートではこの季節に緑色の葉をつけた植物を何度も目にした。
昨年気になった「つげの木」のような気がする。

定山渓温泉 豊平峡温泉

2020-01-07 | いい湯だな



札幌市内では一番好きな温泉。
訪れるたび、また来たいという気持ちにさせてくれる。

露天は水車のある無意根の湯、内湯は無意根の湯とセットのシンプルで深めの湯船も青森産ヒバの湯船もどちらも捨てがたい。
特に内湯の温泉情緒がたまらないのだ。
秋芳洞の百枚皿のような床は、炭酸カルシウムや鉄分などが結晶化してできた石灰華で、足の裏が悲鳴を上げるほど見事。
湯船の縁などにも堆積し、削ってもすぐに復活してしまうそうだ。
この内湯の蒸気で深呼吸すると、年中鼻炎で不調の鼻と喉がスーッと快適になる。

湧出量は毎分約400ℓ以上(最大639ℓ)と豊富で、カランから出てくるのも温泉、内湯には飲泉スポットもある。
炭酸水素イオンが1,000mg弱、メタほう酸が40mg弱あるので、美肌効果も期待できるだろう。
さらに水道水は引かずに地下水を使用しているので、脱衣所の飲料水がおいしい!

ここはスタッフの方々も実に素晴らしく、温泉について質問すると誰もが丁寧に答えてくれる。
清掃は午前3時から。
その後の湯温チェックは巡回も兼ねて1時間おきに、冬は気温が低いので30分おきに行うこともあり、温ければ源泉を継ぎ足しているという。
徹底した泉質管理でスタッフに自信がみなぎっているのが頼もしい。
アトピーが治ったとか、常連のおばあさんの白髪が茶髪になった(!?)とか、温泉力によるものと思わずにいられない秘話をいろいろ教えてもらった。

ロケーションか刺青OKだからか、外国の方もたくさん入浴する。
インドカリーなどを提供するOnsen食堂はキッチンスタッフもインドの方たちなので、国際色豊かすぎて自分が日本にいることを一瞬忘れてしまうときがある。
この寛容性、懐の深さも魅力なのだ。

ー2020年1月7日ー