みたび、ソウゾウノゾウ

なるか、三度目の正直。

春香山(907m)[単27]

2015-07-28 | 山単
春香沢コース

10:45|登山口
12:45|山頂
13:00|山頂
14:45|登山口

登り 2時間
下り 1時間45分

(ゆ) 小金湯温泉 湯元 小金湯



ウツボグサ


ヤナギラン


シロバナニガナ


沢の音を聞きながら、湿気ムンムンの林道をひたすら歩いた。

常時蚊の集団に囲まれ、必死の抵抗も空しく、ふくらはぎを中心に50ヶ所以上も刺された。
蜂にもかなりしつこくつきまとわれた。
山頂に向かう登山道に入ると、待っていたのはソフト藪漕ぎ。
今時期の低山には憂鬱がいっぱいだ。

そんな中、行きと帰りにエゾライチョウを見つけた。
こっちに気がつくと慌てて逃げ出すのだが、逃げ足はそんなに早くない。
飛び立っても、身体が重たいせいか、そんなに遠くへは行かない。
ちょっと離れた木の上にとまって迷惑そうにこちらを見ていたりするのだ。
すっかりファンになってしまった。

帰りは登山口まで残り15分というところで本降りに遭ってしまった。
それまでも降っては止んでの繰り返しだったので覚悟はしていた。
雨の中の山歩きもまた乙かも……と一瞬思ったが、やはりおっかない気持ちの方が強い。

という内容だったので、下山後の温泉は格別だった。
奮発して「コーヒーゼリーソフトパフェ」なるものも注文したが、これがまた実においしかった。

緑岳(2020m)[114]

2015-07-12 | 
大雪高原温泉コース

07:00|登山口
07:35|見晴台
07:50|第一花畑
08:10|第二花畑
09:45|山頂
10:45|山頂
12:20|第二花畑
12:35|第一花畑
12:50|見晴台
13:15|登山口

登り 2時間45分
下り 2時間30分

(ゆ) 大雪高原山荘



スプーンカット


エゾコザクラ


緑岳


ヒメクロマメノキ


イワウメ


イワヒゲ


メアカンキンバイ


チングルマ


ミヤマキンバイ


ホソバウルップソウと、その奥にエゾオヤマノエンドウ


エゾイワツメクサ


高根ヶ原、忠別岳、トムラウシ山を望む


コケモモ


石狩岳~ニペソツ山


前回の夕張岳に続き、お花畑を眺めながらの木道歩きがあった。
木道の下には雪解け水が流れ、沿道にはエゾコザクラを中心に花々が咲いていた。
ゆ君が楽しみにしていたエゾノツガザクラは、残念ながらほぼ終わっていたようだ。

ハイマツ帯に入ったところで、頭上からギャーギャーという大きな鳥の声が聞こえた。
声の主はホシガラスだった。
ハイマツの実を盛んに食べていたようだ。
もうだいぶ前にイワオヌプリで出会って以来だったので嬉しかった。

山頂に着いて寛いでいると、気さくなおじさんが「ちょっと歩いたらウルップソウが咲いているよ」と教えてくれた。
ゆ君にはその直前まで「ウルップソウって花が咲いているかもしれないよ~」「今しか見られないんだよ~」「珍しいんだよ~」などとあの手この手の誘い文句を試してみたのだが、「もう歩きたくない」とけんもほろろに断られていた。
仕方がない、ひとっ走り行ってくるかとあきらめかけたときに、このウルップおじさんの一声でゆ君は重い腰をひょいと上げたのだ(やれやれ)。
おかげで無事に見ることができたので、ウルップおじさんに感謝!

夕張岳(1668m)[113]

2015-07-05 | 
大夕張コース

06:00|登山口
08:00|望岳台
08:10|望岳台
10:00|山頂
10:45|山頂
12:20|望岳台
12:30|望岳台
14:20|登山口

登り 3時間50分
下り 3時間25分

(ゆ) レースイの湯



望岳台より芦別岳(中央最奥)を望む


前岳


オオバスノキ


ムシトリスミレ


ミヤマキンポウゲ


釣鐘岩と山頂


キバナノコマノツメ


チシマヒョウタンボクの果実


辛うじて咲いていたユウバリソウ


チシマキンレイカのつぼみとミヤマアズマギク


シナノキンバイ


ガマ岩(ピースしているように見えませんか)


登山口に向かってダートの山道を走り続けることおよそ30分。
外気温は6℃まで下がった。

早朝5時半前だというのに、登山口近くの駐車場はすでに大賑わいだった。
しかし、さらに驚いたことには、次々とタクシーが上がってきたのだ(後になって分かったのは、本州からの団体客を乗せていたようだ)。
この山の人気の高さを改めて実感した。

準備を整えいざ出発!と動き出して間もなく、前方からヘルプを求める声が聞こえてきた。
なんと、一家を乗せたワゴンが溝に落ちて傾いていたのだ。
数人がかりでワゴンを押してみたものの脱出はかなわず、結局一家はJAFを呼ぶことを決め、協力者たちはそれぞれの登山を再開した。
せっかく早起きしてここまで来たというのに哀れこの上ない。

有名なユウバリソウやユウパリコザクラを見るには絶好の時期と思ったのだが、結果はいまひとつだった。
ユウバリソウは終わりかけで、ユウパリコザクラは全く見当らなかった。
印象深かったのはシロウマアサツキ。
まだ花の開いていないものがほとんどだったが、周囲にネギ臭を漂わせていた(ネギ嫌いのゆ君は敏感に感じ取っていた)。

下山途中で、なんと驚いたことにあのJAF一家とすれ違った。
とにかくすごい執念だ。