みたび、ソウゾウノゾウ

なるか、三度目の正直。

空沼岳(1251m)[単29]

2015-08-23 | 山単
万計沢コース

06:10|登山口
07:30|万計沼
07:40|万計沼
08:10|真簾沼
08:50|山頂
09:15|山頂
09:50|真簾沼
10:20|万計沼
10:30|万計沼
11:40|登山口

登り 2時間30分
下り 2時間15分



山頂のシマリス


ノブキとミヤマセンキュウ


今年の夏はスカッとした晴れの日に恵まれない。
週間予報では晴れそうな期待を抱かせるのだが、直前になってコロッと変わったりするから余計たちが悪い。
今日も待ちに待った晴れマークだったので朝一番で家を飛び出したというのに、フタを開ければこの上ない曇天模様。

今年はもう一つ、例年になく虫が少ないように感じるのだが、気のせいだろうか。
日常はもちろん、山に入ってもそう思うのだ。
その証拠に今日はまるで刺されなかった(あ、先だっての春香山で相当刺されたのを忘れていた……)。

恵庭岳同様、おそらく昨年秋の土砂災害の影響だろう、登山口の様子が一変していた。
以前の駐車場に至る手前で道が崩落していたのだ。
このため、ポストまで5分ほど余計に歩いただろうか。

山頂のシマリスの人馴れ具合は、あるいは円山以上かもしれない。
シマリスはその場で休んでいた3名それぞれの元に足を運び、何かくれるのを待っていたようだ。
何もくれないと分かると、愛想もなくとっととハイマツの繁みに姿を消した。

そういえば、登山口に向かう途中で「交通安全 常盤温泉(有)」という看板を目にした。
空沼岳は登り応えもあっていい山なのだが、いかんせん、下山後の温泉に欠ける。
それで「おおっ!?」と淡い期待に胸が膨らんだわけだが、他人様のブログによれば温泉付き別荘を販売しているらしい。
また、ここの湯は名湯「空沼の湯」(源泉名「常盤温泉」)として、すすきののスーパーホテルに運ばれているようだ。

なんにせよ、2013年6月に水没のためリタイアした際のリベンジとなって良かった。

オプタテシケ山(2013m)[単28]

2015-08-09 | 山単
04:45|登山口
06:00|天然庭園
07:30|美瑛富士避難小屋
09:20|山頂
09:35|山頂
11:05|美瑛富士避難小屋
11:15|美瑛富士避難小屋
12:30|天然庭園
13:30|登山口

合計 8時間20分

(ゆ) 大雪山白金観光ホテル



チシマアザミ


ミヤマサワアザミ


エゾウサギギク


美瑛富士避難小屋と美瑛富士


ハイオトギリ


ベベツ岳(手前)から下ホロカメットク山(左奥)まで


アオノツガザクラの群落


天然庭園


「オプタテシケ」

このエキゾチックな山名に痺れ、いつかは登ってみたいと思っていた。
愛読書『北海道 夏山ガイド③』によれば、かつては十勝連峰の大部分、もしくは中央高地全体を示す地名であったとあるから、おそらく由緒正しき名に違いない。

当初の計画では美瑛富士経由で下るはずだったのだが、登りのアップダウンで疲れ果ててしまった。
それと、水分の問題(500ml×5本持参)。
最近は余して帰ることが多かったが、今日は知らないうちにガブガブ飲んでいたらしい。
美瑛富士まで足を延ばしていたら確実に足りなくなっただろう。

その分、帰りは避難小屋の近くでナキウサギを探しながら寛いだ。
あちこちで声はするのだが、姿を見つけられない。
ようやく見つけたと思ったらシマリスだった。

下山途中から急に日差しが強くなり、やがて意識が朦朧としてきた。
天然庭園を過ぎたあたりからだろうか、頭の中に「子供盆おどり唄」がエンドレスで流れ始め、さすがに危機を感じた。
「長い~長い~」と大声で文句を言いながら、やっとの思いで登山口にたどり着くことができた。