前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

エルデーディ四重奏曲集

2009-10-22 12:24:28 | ハイドン先生の作品
エルデーディ四重奏曲集を聴き始めました。
6曲のうち

第75番ト長調
第76番ニ短調『五度』
第77番ハ長調『皇帝』
第78番変ロ長調『日の出』
第79番ニ長調『ラルゴ』
第80番変ホ長調

と4曲も名前がついています。


第76番ニ短調『五度』は
第1楽章の旋律冒頭の4音

ラ    ミ
   レ    ラ

に五度の下降があるためにつきました。
(ラからレ、ミからラに下がるところ)


でも普通に聴いていて、
音の跳躍が何度か?なんてわからないです。
ちょっと専門的というか変わった名前ですね。


この4つの音形は、楽章全体を通して
対位法的に出てきます。
ジュピター音形とは違いますが、
とても聴き応えのある楽章です。


第3楽章のメヌエットはカノンになっています。
カノンというと長調のイメージですが
ここでは短調で割と激しい旋律です。
しかもヴァイオリン2つとヴィオラ・チェロの
追っかけっこですのでちょっと異様な雰囲気です。