前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

プロコフィエフ 交響的協奏曲

2009-10-26 12:28:21 | クラシック音楽
クラシカ・ジャパンで
プロコフィエフの交響的協奏曲を
聴きました(観ました?)。

プロコフィエフの作品はあまり沢山
聴いてはいませんが、
激しさ、暗さの中にもどことなく
ユーモラス?な旋律とかがあって
面白いです。

交響的協奏曲はチェロ協奏曲第1番を
改作したもので、1952年の作品です。
ハイドン先生の曲とは200年近くの
隔たりがあります。


チェロの独奏はロストロポーヴィチです。
20世紀最高のチェロ奏者の一人、
という評価に異論を唱える人はいないでしょう。
私も2、3枚ですがCDを持っています。


初めて聴きましたがすごい曲ですね。
というかすごい演奏でした。

映像は1970年のもので、
ロストロポーヴィチは43歳頃。
まさに脂が乗った時期でしょうか。

人間業とは思えない、鬼気迫る演奏です。
このような演奏をもし間近で聴いたら、
魂を根こそぎ持って行かれるでしょう。


「20世紀最高の・・・」とか「巨匠」
という表現では物足りません。
「怪物」もしくは「化け物」ですね。

自身も指揮をするからでしょうか。
鋭い目つきでオーケストラを睨み
タイミングを計るような姿も印象的です。


ハイドン先生の作品は基本的には、
古楽器か小編成のオーケストラの
演奏で聴きたいのですが、
是非ロストロさんの演奏で
チェロ協奏曲を聴きたくなりました。