感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

何万通りの組み合わせの中で最もベストな提案を・・・

2015-07-06 23:59:59 | モノづくり挑戦物語
週明けの月曜日はまずまずの天候に進行中の「家づくり」の現場は何処も順調に進む一日に幸先の良いスタート。

其々の現場に向う大工さんたちも昨日の日曜日の休暇を満喫してくれリフレッシュ。

「しんちゃん」、「信くん」は高梁市のブロック塀の改修工事現場、こちらもブロック積み替えは本日で完了と明日からは左官さんがモルタル塗りに移る予定。

「小野くん」、「川上さん」は倉敷市生坂でストックヤードの新設工事に励んでいます。

此方は事前に据えていた束石の上に柱を建て、桁を上げ、垂木を流し着々と工事が進行、最後はお客さんに喜んでもらえるようにと精一杯、施工に励んでくれている大工さんたち。

「まっちゃん」も総社市三輪での新築工事現場で最終の仕舞い工事に現場監督、天候に左右されそうな仕事が多くあり厳しい中での工事となりそうですが・・・

やり遂げてくれる筈と彼に現場を託します。

さて、週明けともあり一週間の予定が詰まる一日ですが、始まる現場もあれば終わる現場もある日々にひとりで出来る範囲の仕事を数件重ねて回る午前中。

午後からも新規工事依頼に現場調査と進行中の現場確認とバタバタとした一日を過ごす事になりました。

仕事が重なり何かと後手、後手になってしまいご迷惑をおかけするケースも何度かあった過去に学び、少しでもできる事は早くせねばと効率よく時間を使いたい所。

現場仕事をやり遂げた後は明日の打合せに備えての書類作成に残業作業でしたが、取りあえず近々に必要な書類もできた事ですしそろそろ帰宅して明日に備えねば・・・

写真は本日の午後から現地調査を行った現場でのワンショット。

今回はナミイタが剥がれてしまっての修繕工事ですが、今回のナミイタの剥がれの原因は取付フックの老朽化。

現在ではナミイタがポリカボーネード製のものが主流になり10年以上の耐久性も期待できそうですが、肝心の取付フックは樹脂製のまま。

一方だけが強くても効果がないのが「モノづくり」の難しさ。

此れが何千と部材があつまる一件の家になれば、部材と金物の組み合わせは何万通りとなる現在。

ひとつの事に秀でるのではなく、トータルで製品の性能、耐久性を上げる工夫が成されてなければ、幾ら高性能といっても効果は半減してしまうようでも・・・

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

にほんブログ村 住まいブログ 大工・職人へにほんブログ村 -->