吉野弘さん「祝婚歌」

昨日、外出から帰宅後、

前に録画しておいたものを見ていたら
「言葉」のお話で、詩の紹介をしていました

関西圏で見ている人は「あれかな？」とピンと来るかも。

この詩は見ていたら、涙がでてきて。
しっとりと心の中に入ってきました。



姪っ子さんへの結婚のお祝いとして送るために
吉野弘さんが書いたという


「祝婚歌（しゅくこんか）」　　　吉野　弘


二人が睦まじくいるためには

愚かでいるほうがいい

立派過ぎないほうがいい

立派過ぎることは

長持ちしないことだと

気づいているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい

完璧なんて不自然なことだと

うそぶいているほうがいい

二人のうち どちらかが

ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても

非難できる資格が自分にあったかどうか

あとで疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは

少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは

相手を傷つけやすいものだと

気づいているほうがいい

立派でありたいとか

正しくありたいとかいう

無理な緊張には色目を使わず

ゆったりゆたかに

光を浴びているほうがいい

健康で風に吹かれながら

生きていることのなつかしさに

ふと胸が熱くなる

そんな日があってもいい

そしてなぜ 胸が熱くなるのか

黙っていてもふたりには

わかるのであってほしい




語尾の「・・でいい」という響きも、
いやらしくなく。いい詩だなと思いました。

オットにわざわざライン←仕事中に大迷惑
オット「難しいね、立派でありたいって思ったりしちゃうしね」と。

そっか、オットはそうなんだ
我が家の場合はオットが８歳上だから余計にそうなのかもしれませんが・・

黙っていても分かるもの、
それは、そうかな。

帰ってきてそんな話をしていました。
「お互い、穏やかなタイプだから」とオット～

吉野弘さんの詩集、探してみよう。



こちらは最近食べた、五感のさつまいものモンブラン

西宮阪急で購入。

オットは和栗のモンブラン（写真なし）
せっかくだからと違うのを購入しました



美味でございますぅ～
秋を感じました






さてさて、10月も、もう３日目。

元気に頑張って行きましょうーっ
いい一日になりますように！



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