上善如水

ホークの観察日記

「誕生50周年記念 ぐりとぐら展」

2015-03-01 10:59:22 | アート・文化

行って来ました!

名古屋タカシマヤで行われている「誕生50周年記念 ぐりとぐら展」

 

 

シリーズ累計は2400万部。

今も多くの子どもたちに愛される「ぐりとぐら」が生まれて50周年を記念したイベントです。

あの大きなタマゴで作られた「カステラ」!

とっても美味しそうなんですよね〜

 

展示されている原画には修正のアトなども見て取れて、とっても興味深かったです。

最初の頃の原画はとっても小さいんですよ。意外でした。

1963年に『こどものとも』に発表された「ぐりとぐら」には、元になる話があって、1963年に『母の友』6月号に掲載された幼児向け読み物『たまご』がその原型。

雑誌『こどものとも』や『母の友』も展示されていました。

「ぐりとぐら」7作品の他に「ぐりとぐら かるた」(1984年)や、「いやいやえん」「そらいろのたね」などの原画も展示されていましたが、会場には絵本を拡大したような大きな立体物が置いてあって、子どもたちがそこに開いた小さな穴をくぐることができたり、床に「ぐりとぐら」のお話の文章が書かれていたり、映画監督宮崎駿との対談映像のコーナーがあったりと、原画を見るだけでなくいろいろと楽しめる工夫がこらしてありました。

「ぐりとぐらとすみれちゃん」に登場する大きなカボチャや、「ぐりとぐらのえんそく」に登場する大きな毛糸玉が1メートルくらいの大きさで再現されていて触ることもできます。

写真撮影禁止なのですが、入り口からチラッと見える大きなタマゴでどんなものかわかってもらえるかな?

 

会場にはお子さんを連れたお父さんお母さん、様々な年代の女性やカップルの姿が多く見られました。
 
自分が小さい頃に読んだ人とか、子どもと一緒に読んだとかいう人が多いらしく、あちらこちらで思い出話が飛び交っていて、長年愛されてきた作品であることを改めて感じることができました。
 
タイトルだけですが、7作品をご紹介。
 
 
「ぐりとぐら」(1963年) 
 
「ぐりとぐらのおきゃくさま」(1966年)
 
「ぐりとぐらのかいすいよく」(1977年)

「ぐりとぐらのえんそく」(1979年)

「ぐりとぐらとくるりくら」(1992年)

「ぐりとぐらの1ねんかん」(1997年)

「ぐりとぐらとすみれちゃん」(2000年) 

 

中川李枝子さんと山脇(大村)百合子さん姉妹による「ぐりとぐら」

中川李枝子さんの講演の様子も映像で流れていました。

最初は保母として働きながら児童文学グループ《いたどり》の同人を始め、児童文学作家で翻訳家でもある石井桃子さんに指導してもらった話など、創作の過程を知ることができる貴重なお話でした。面白かった〜

世界11の国と地域で翻訳されている「ぐりとぐら」

日本だけでなく、海外でも世代をこえて愛されているんですね。

とっても有意義な週末を過ごすことができました☆

 

 



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2 コメント

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いいなあ・・・。 (ひろのしん)
2015-03-15 00:27:37
こんばんは!「ぐりとぐら」展・・・楽しそうですね。
福音館のページ、見てみましたが、九州は鹿児島で去年すでにやったんですね。全く知りませんでしたよ。
知ってたら、足を伸ばしたかもしれないと思うと、残念です。
中川李枝子さんと宮崎監督との対談も聞いてみたい。
ジブリ美術館で、ショートアニメで絵本「たからさがし」を上映されていましたし、以前DVDにも「そらいろのたね」がアニメになってましたしね。
「ぐりとぐら」のかるたは確か以前姉からもらったのですが、一度も遊んでなかった・・・。
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ひろのしんさん、ありがとう☆ (ホーク)
2015-03-16 23:03:01
「ぐりとぐら」展、楽しかったです!
本当は全国47都道府県すべてでやって欲しいところですよね。
私もこれを逃したら次は兵庫県だったので慌てて行って来ました。
宮崎駿監督との対談もよかったです。
「中川李枝子 宮崎駿」で検索すると、対談の内容を紹介しているページも見つかりますが、会場のみんなでワイワイしている中で見るのが楽しかったです。
そうそう、ジブリのショートアニメでも中川李枝子さんの作品、取り上げられていますよね!
私は「そらいろのたね」しか見ていないのですが、あの素朴な絵柄はそのままだったし、とっても雰囲気が出ていました。
ジブリ美術館も一度は行ってみたい場所です!!

少し前になりますが友達夫婦の小学生の娘さんが「パンダ銭湯」という絵本を大笑いしながら読んでいて、のぞいた私も大笑い。
絵本ってすごいですよね。
「ぐりとぐら」もそうですけど、子どもも大人も楽しめてずっと記憶に残っているって☆
とても楽しい展示会でした。
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