ヒュー・グラント主演の映画、『フォー・ウェディング』を借りて来ました。4つの結婚式と1つのお葬式の物語。
異性の友達に、「実はあなたのことが好き…」と言われたらどう答えるか?
結婚というものにどうしても踏み切れないちょっとだらしのない男性役にヒュー・グラント。この男性、決してもてないわけではないけれど、彼の言うところの”真実の愛”をささげる相手にめぐり会えず、未だ独身。
監督はマイク・ニューウェル。製作総指揮、脚本をリチャード・カーティス。『ラブ・アクチュアリー』のスタッフが、それ以前に作った映画ということで、ちょっと期待していたのに、前半はなんともまどろっこしい展開。ブラックなユーモア満載の結婚式のスピーチや、無くてもかまわないヒュー・グラントのベットシーンなど、まったくもってやぼったい内容。
(これは失敗したかな?)と思いつつ見ていると、これが意外にも後半はどんどん面白くなっていく♪
ヒュー・グラントを取り巻く個性豊かな友人たち。結婚式に集まる人々。魅力的なアメリカ人の女性。
かつての恋人たちと披露宴で同じ席に座るはめになってしまったヒュー・グラントが可笑しい☆
たった1つのお葬式のシーンにはちょっと感動。また、耳の不自由なヒューの弟、という青年がいるんだけど、この青年とヒューは手話で会話するから周りの人にはその内容がわからない。みんなのいる前でとんでもなく下品な会話を繰り広げていたりする(笑)
いつもふざけたりしている友達からの意外な告白。「会った時からあなたのことが好きだったのよ」…でもヒュー・グラントは彼女のことは友達としてしか見ることが出来ない。彼女もそれはよくわかっている。その後のセリフは彼女の気持を代弁するかのように「…辛いな」と一言。
そして彼女の手をそっと握る!(友達として…)
こういうシーンは好きだなぁ☆
最後はそれなりに満足しました♪
ただし、最後まで結婚にはどうしても踏み切れない様子の主人公。結婚しなくても二人でいたい、みたいなセリフがあって、女性もそれでいい、とうなずいてしまう。
ヒュー・グラントのような二枚目の口から言われると、何だか無性に納得できない。何か責任逃れのように聞こえてしまう。う~ん、これって単なるヒガミなのかな?