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上善如水

ホークの観察日記

思わぬ一言

2010-07-18 15:54:18 | 日記・エッセイ・コラム

いつも軽口ばかりたたいている同僚の感心するところは、誰にでもちゃんと声をかけて笑顔を引き出すところ。

うちの会社の社員用駐車場には建物の一階部分で屋根のあるところと、屋根のない野外駐車場の部分があるのですが、屋根のある部分を事務方の連中が独占していることに若い女性社員が不満をもらしていたんです。

そこに通りかかったその同僚が一言、

「よし、いつか何か仕返ししてやろうぜ!」

どうせ何もしやしないのだけれど、おどけた言い方が可笑しくて、その場の雰囲気がいっきに変り、若い女性社員も「うん、いつかね♪」と笑顔になっていました。(この辺、現場にいないとなかなか伝わらないかも知れません)

聞いていた私は感心していました。

この無責任さ。

この軽さはスゴイな。

基本的には何も解決されていないけれど、その場にいた人間の”気持ち”というか”空気”をこんなにも変えてしまうなんて。

人を明るくさせるのって大切ですよね。

不満を言っている人の話を真剣に聞いていたら暗くなる一方。

しかしそこをユーモアで切り返す。

私が女だったらホレてたかも(笑)

自分とは正反対なキャラだけに、うらやましくも何だか教えられました。

普段言っていることはほとんどが意味のないことばかりですが(苦笑)

それがちゃんと潤滑材になっているんですよね♪

やるな、お主(^^)


話題の「iphone4」

2010-06-26 23:11:26 | 日記・エッセイ・コラム

アップル社の新型携帯電話「iphone4」を予約して来ました。

流行に乗るのは抵抗があるのですが、やっぱり欲しくて☆

今使っている携帯も、もう4年も使ってるし、買い替えるなら今かなと。

1日かけていろいろネットで調べていたらますます欲しくなってしまった。

品薄なので届くまで日数がかかるとのこと。

楽しみに待ちます♪


勇気の使い方

2010-05-17 00:18:45 | 日記・エッセイ・コラム

湯本香樹実さんの小説『春のオルガン』(新潮文庫)の解説で、作家の角田光代さんが書いていた内容にすごく共感できました。

           

―わからないこと、理解できないこと、どうしようもないこと、大人になるということは、紛れもなくそれらに出会うこと―

       

―なぜ列の順番を守らない人がいるのかわからない。なぜこんなちっぽけなことに声を荒げる人がいるのかわからない。こうすればいいものを、なぜべつの方法を選ぶ人がいるのかわからない。人は本当に、それぞれの論理で生きている―

        

他人というのは本当に不思議な存在です。

『春のオルガン』では小学校を卒業した主人公の女の子が、両親を含めた大人という存在と、いままで自分の属していた子供という存在の間でゆれ動きます。

大人。

他人。

社会。

家族。

死…

そんな、わからないもの、理解できないもの、どうしようもないものにぶつかりながら、それでもその中で生きていく”すべ”を学んでいく。

    

「どうしようもないかもしれないことのために戦うのが、勇気ってもんでしょ」

                   ~『春のオルガン』本文より~

             

傍観するのでも、耳をふさぐのでもなく、がむしゃらにそうしたものに対して刃向かって行く。

目をそらさず。

逃げずに。

世界を真直ぐに見る。

どうしようもない人間と同じように、空が青く、草や木の緑が鮮やかで、太陽の光がまぶしいこともまた、真実なのだから。

   

フゥ~

    

古本屋さんで100円で手に入れた本にしてはいい読書ができました。

明日からまた頑張ろう!


未来と責任

2010-05-01 21:19:43 | 日記・エッセイ・コラム

会社の休み時間、年下の同僚に家から電話が…

同じテーブルにいたのですが、何やら神妙な受け答えで

「あまりの事態でまだ実感がない」

なんてセリフが聞こえてきます。

まさか何かの事故!?

ちょっと周りがざわついていると、電話が終った彼から一言。

「いや、何か子供ができたって」

             

「…お、おー!」

「おめでとう♪」

          

彼は二十代なのですが、奥さんからのおめでた報告だったようです。

何か歴史的(?)な瞬間に同席してしまった感☆

それにしても、もっと喜んだら?

何だかボーとしてる(苦笑)

ま、うちの会社は給料安いし、これからいろいろ大変だろうけれど、頑張れお父さん!!

        


平成くんと昭和さん

2010-04-29 11:15:59 | 日記・エッセイ・コラム

今度の職場は若い子が多いせいか、休憩時間に携帯ゲームをする子たちがいます。

昭和生まれには職場にゲーム機ってまだまだ抵抗があるので私は眺めているだけ。

それぞれPSPを持ち込んで、通信プレイで盛り上ってる。

さすが平成生まれだなぁ~

その中の一人が雑談中「オレ勉強ってニガ手だったんですよね~学生時代も全然勉強できなかったし」

と語っていたのですが、

「このモンスターの弱点って何?」

「あ、炎っス」

「この動作ってどうやってするの?」

「△□ボタン同時押しっス」

ゲームのこととなると瞬時に即答。

武器の種類や敵の数も半端な数じゃないのに、ゲーム内容のデーターがほとんど頭に入っているみたい…

        

いや、お前、それってスゲエよ。

ある意味才能だよ。

なぜその能力を勉強に生かさない…

           

興味のあることに対する人間の集中力ってスゴイですね。

能力のない人なんていない。

ようはその能力を引き出してあげれるかどうかだ…

休憩室の片隅で、ゲームをしている連中を眺めながらしみじみそんなことを考えていました。

見た目や態度だけで人を判断してはいけませんね。

でもついつい、ずり下げたズボンはちゃんとはかせてやりたくなるし、毛玉だらけの上着は毛玉を取ってやりたくなるし、バサバサの長い髪はまとめたくなってしまいます。

いや、広い視野で見たらそんなことはちっちゃいことかも…

色即是空。空即是色。

…そのうち会社で悟りが開けそう。