朴政権ショック 中国すら韓国を見捨てた 逃げ出す投資マネー
2015.05.01
ZAKZAK 夕刊フジ
韓国から世界の投資マネーが逃げ出している。
今年1~3月の外国人直接投資額が3割近く減少、
国別でも日本が6割減、
欧州が8割減、
そして韓国が頼みの綱とする中国も8割減というショッキングな数字だ。
韓国の産業通商資源部によると、
直接投資額は申告ベースで前年同期比29・8%減となった。
製造業が約84%減と壊滅的で、
サービス業が約16%増えたが、
カバーできなかった。
2010年1~3月期以降、投資額は着実に増加してきたのが、今年になって腰折れした形だ。
韓国メディアは、
昨年1~3月期に、サムスン電子と米ガラス大手コーニングの合弁会社、サムスンコーニング精密素材の株をコーニング側が買収した反動だと報じている。
このM&A(合併・買収)が欧州経由で実施されたため、今期の欧州からの投資額が約85%減となったとしている。
ただ、問題はそれだけではない。
米国からの投資こそ約52%増えたものの、
日本からの投資額は約61%も減っているのだ。
朴槿恵(パク・クネ)政権は強硬な反日姿勢を続けており、
日本からの投資が消極的になるのも自業自得というしかないが、
韓国の最大の貿易相手国で、外交でも依存度を強める中国も
「韓国離れ」が際立っているから事態は深刻だ。
今年1~3月の中国から韓国への投資額は約5300万ドル(約63億円)で、
前年同期の約2億2700万ドル(約271億円)と比べて約77%の大幅減に見舞われた。
特に韓国の不動産に対する中国からの投資減が著しい。
昨年1~3月期に約1億5100万ドル(約180億円)、
4~6月期に約4億9500万ドル(約591億円)まで増えていたのが、
7~9月期に約1億4200万ドル(約170億円)、
10~12月期には約4600万ドル(約55億円)、
今年1~3月期はとうとう約600万ドル(約7億2000万円)にまで減ってしまった。
週刊東洋経済元編集長の勝又壽良氏は
「中国から韓国への投資だけでなく、韓国の対中輸出も減少し始めた。韓国経済は万策尽きた感がある」と指摘した。
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