韓国の金融悪化①
青空のブログ
2014-11-19
先日触れた通り韓国経済は個別企業で相当な悪化を見せてます。
国民負債は1000兆ウォンを突破し、企業、国民とも過剰負債に苦戦中です。
はっきりいえば韓国は国民や企業の貯蓄を全て貸出や投資に投下してしまいました。
しかもほとんどが不動産や設備等利益で返済すべきものです。
先日記事の通り上場企業26%は破綻懸念先(実質不良債権)になり個人も相当比率で不良債権化してます。
先日記事の通り上場企業26%は破綻懸念先(実質不良債権)になり個人も相当比率で不良債権化してます。
投資した大半は紙屑になる中では経済に深刻な影響を及ぼすでしょう。
しかも解決には負債弁済か不良債権処理の他はなく下手をすれば国家がデフォルトします。
この動きを感じ取ってか外資はいち早く離脱済みです。
英HSBCは7月リテール新規顧客の受入れを停止。
韓国国内の店舗の大半を閉鎖。
韓国シティバンクは業績不振の為昨年末から店舗削減、今年9月末までに20店舗以上を閉鎖。
子会社は希望退職、一部のサービスからの撤退などリストラを進めています。
英スタンダード・チャータード銀行は業績不振に陥った韓国現地法人が支店数を約100店舗削減、営業権の帳簿価格を大幅償却する方針を決めました。
朝鮮日報によると、03年以降、銀行13行、保険5社、証券6社、資産運用会社4社計31の外資系金融機関が韓国離脱しました。
撤退ラッシュについて、韓国金融研究院が公表した報告書には規制の予測可能性や一貫性の問題も外資系金融機関の韓国離れと関連が深いといった分析をしています。
つまり、韓国の金融規制がグローバルスタンダードとかけ離れ外資系営業に支障が出ているということです。
朝鮮日報によると、03年以降、銀行13行、保険5社、証券6社、資産運用会社4社計31の外資系金融機関が韓国離脱しました。
撤退ラッシュについて、韓国金融研究院が公表した報告書には規制の予測可能性や一貫性の問題も外資系金融機関の韓国離れと関連が深いといった分析をしています。
つまり、韓国の金融規制がグローバルスタンダードとかけ離れ外資系営業に支障が出ているということです。
日本の金融関係は「金融研究院が分析している理由は大きい。
店舗閉鎖や事業縮小の要因となっている」と指摘していると記事にでています。
外資系はそもそも政財界や国民のやり玉に上げられやすい上、
韓国の司法は公平性に欠け信頼性が低い為、経済悪化下での残留はリスクになのです。
外資が本国に撤退するのは相当にコストと費用が必要です。
それでも撤退する程韓国の金融悪化は深刻なのでしょうか。
記事を探してみました。
それでも撤退する程韓国の金融悪化は深刻なのでしょうか。
記事を探してみました。
14年3月の韓国の記事に金融監督庁の不良債権に対する開示情報についてのものがあったので見てみます。
記事の感想はやや悪化程度でした。
記事によれば金融監督院情報によると、13年末基準の国内都市銀行の不良債権の規模は計25兆5千億ウォンと12年末18兆5億千ウォンより37.8%増加したとあります。
しかし融資全体の不良債権比率は1.77%(0.44%上昇)と不良債権比率は致命的とは言えません。
これでも10年末以来最も高い水準だそうです。
事由は造船や建設などの業績悪化でSTXグループ系列会社は2兆6千億ウォン、
双龍建設は6千億ウォン、京南企業は5千億ウォン、
東洋グループ系列会社5千億ウォンなどで不良債権化が進んだとあります。
いずれも資金繰悪化した大手がワークアウト、法廷管理になり不良債権が拡大したといえます。
特に不良企業への支援の多い国策銀行の不良債権が拡大。
次回は具体的に内容を検証します。
特に不良企業への支援の多い国策銀行の不良債権が拡大。
次回は具体的に内容を検証します。